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  • 『泉鏡花 現代語訳集 別巻3 女客・琵琶伝、他4編』

    白水銀雪

    銀雪書房

    文芸

    権限:管理者

    【データ本】

    2020.07.25

    文庫版 96 220円
    閲覧数0冊
    タチヨミ数22冊
    デバイスDL数0冊
    EPUB DL数3冊

    【紙本】

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    泉鏡花 現代語訳集 別巻3 女客・琵琶伝、他4編

    2020年7月20日更新 ルビを追加するとともに、表現や体裁を見直し、より読みやすくしました。 ………………………… 泉鏡花の短編作品の現代語訳。 【収録作】  女客・栃の実・銭湯・琵琶伝・雪の翼・雛がたり、以上6編 【あとがき より】 本書は、明治後期から昭和の初めにかけて活躍した作家、泉鏡花(1873-1939)の作品の現代語訳である。 鏡花の作品世界に満ち溢れる、美妙幽玄な魅力を音に聞き、それを味わってみようと足を踏み入れたものの、特異な文体によって描き出される風景の綺羅のような輝きに目を眩まされ、道半ばで現の世に戻らざるを得なかった人はけっして少なくないだろう。 訳者が目指したのは、現代の一般的読者が、大きな困難を感じることなく、内容を把握しながら読み通すことのできる文章に仕上げることであった… 【訳者略歴】 白水 銀雪(しろみ ぎんせつ) 慶應義塾大学大学院博士課程中退(専攻:数学) システムエンジニア・プロジェクトマネージャー・コンサルタントとして、宇宙分野を中心とする科学技術系システム開発に従事 現在、蓼科にて山暮らし

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  • 『泉鏡花 現代語訳集8 草迷宮』

    白水銀雪

    銀雪書房

    文芸

    権限:管理者

    【データ本】

    2020.07.23

    文庫版 188 440円
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    タチヨミ数24冊
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    【紙本】

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    泉鏡花 現代語訳集8 草迷宮

    2020年7月20日更新 ルビを追加するとともに、表現や体裁を見直し、より読みやすくしました。 ………………………… 【あらすじ】 物心つく前の最後の記憶に残る、亡き母の唄っていた懐かしい手毬唄。 それについて思い出したのは、母とよく一緒に毬をついていた三人の娘のことである。 一人は既に亡くなり、一人は嫁いで会うことができず、もう一人は神隠しにあって行方が知れない。 唄への憧れが募り、その文句を求め、その娘を探して、諸国を旅して回っていた葉越は、ある夏、三浦半島秋谷を流れる小さな川で、五色の糸でかがられた美しい毬を拾う。 ちょうどそこに来合わせた爺に、その地で起こった不思議な話を聞いて、彼は黒門の別邸と呼ばれる曰くつきの屋敷の一間を借りることにした。 しばらく滞在して旅の疲れを休めたく、また、そこで自分の望みが叶うような気がしたからである。 街道の茶店で、爺に連れ添う婆から、やはり黒門での無残な出来事を聞き、浮かばれぬ人々の供養を頼まれた旅の僧が、その夜、明と二人、蚊帳の中に枕を並べていると、ぽたり-と何かがその枕元へ落ちてきた。

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  • 『泉鏡花 現代語訳集 別巻1 外科室・夜行巡査、他4編』

    白水銀雪

    銀雪書房

    文芸

    権限:管理者

    【データ本】

    2020.07.20

    文庫版 94 220円
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    タチヨミ数26冊
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    【紙本】

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    泉鏡花 現代語訳集 別巻1 外科室・夜行巡査、他4編

    2020年7月20日更新 ルビを追加するとともに、表現や体裁を見直し、より読みやすくしました。 ………………………… 泉鏡花の短編作品の現代語訳。 【収録作】  外科室・夜行巡査・怪談女の輪・蛇くひ・夜釣・清心庵、以上6編 【あとがき より】 本書は、明治後期から昭和の初めにかけて活躍した作家、泉鏡花(1873-1939)の作品の現代語訳である。 鏡花の作品世界に満ち溢れる、美妙幽玄な魅力を音に聞き、それを味わってみようと足を踏み入れたものの、特異な文体によって描き出される風景の綺羅のような輝きに目を眩まされ、道半ばで現の世に戻らざるを得なかった人はけっして少なくないだろう。 訳者が目指したのは、現代の一般的読者が、大きな困難を感じることなく、内容を把握しながら読み通すことのできる文章に仕上げることであった… 【訳者略歴】 白水 銀雪(しろみ ぎんせつ) 慶應義塾大学大学院博士課程中退(専攻:数学) システムエンジニア・プロジェクトマネージャー・コンサルタントとして、宇宙分野を中心とする科学技術系システム開発に従事 現在、蓼科にて山暮らし

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  • 『泉鏡花 現代語訳集5 義血侠血』

    白水銀雪

    銀雪書房

    文芸

    権限:管理者

    【データ本】

    2020.07.20

    文庫版 80 220円
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    タチヨミ数18冊
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    泉鏡花 現代語訳集5 義血侠血

    2020年7月20日更新 ルビを追加するとともに、表現や体裁を見直し、より読みやすくしました。 ………………………… 【あらすじ】 ある夏の日、馬方とは見えない男の御す、高岡から石動へと向かう乗合馬車に、一人の怪しい美人が客となる。 そこへ普段から反目しあっている人力車が通りかかって、両者は自然相争う形となり、これがもとで御者は職を失ってしまう。 後日、夜更けに涼みに出たその女、実は滝の白糸という評判の水芸の太夫は、浅野川にかかる天神橋の上で先日の御者に出会い、男の身の上を聞いて彼の望みの実現を援助しようと申し出た。 こうして男は東京へ遊学したが、その学業の成就も近くなったとき、白糸は仕送りの金を強奪されてしまう。 悲嘆と絶望とに沈んで街をふらついているうち、見えざる手に導かれるように、今度は自らが強盗の加害者となり、殺人まで犯してしまった彼女は、数奇な巡り合わせにより参考人として裁判に出廷し、そこに思いもかけず先の御者の姿を見るのである。

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  • 『泉鏡花 現代語訳集1 歌行燈』

    白水銀雪

    銀雪書房

    文芸

    権限:管理者

    【データ本】

    2020.07.20

    文庫版 100 220円
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    【紙本】

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    泉鏡花 現代語訳集1 歌行燈

    2020年7月20日更新 ルビを追加するとともに、表現や体裁を見直し、より読みやすくしました。 ………………………… 【あらすじ】 霜月十一月の月の冴えた夜、二人の老人が桑名の駅に降り立ち、宿屋へ向かう人力車の上から、博多節を唄って流す門付けらしい男の姿を目にする。 その男はうどん屋の暖簾をくぐり、そこで酒をあおりながら何故か頻りに按摩の笛を気にするのだった。 一方、宿に付いた二人は、土地の唄でも聞こうと芸者を呼ぶが、残っていたのは三味線も踊りもできない芸音痴。しかし、唯一つ何とか真似ができると始めた舞を見て、老人たちは驚愕する。 この芸者と、うどん屋で門付けの語る身の上話とが、縦糸・横糸となって美しく見事な物語の錦が織り成されていく。

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  • 『泉鏡花 現代語訳集 別巻5 婦人十一題・湯島の境内、他4編』

    白水銀雪

    銀雪書房

    文芸

    権限:管理者

    【データ本】

    2020.07.20

    文庫版 110 220円
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    タチヨミ数26冊
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    【紙本】

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    泉鏡花 現代語訳集 別巻5 婦人十一題・湯島の境内、他4編

    2020年7月20日更新 ルビを追加するとともに、表現や体裁を見直し、より読みやすくしました。 ………………………… 泉鏡花の短編作品の現代語訳。 【収録作】  十六夜・婦人十一題・若菜のうち・湯島の境内・妖怪年代記・人魚の祠、以上6編 【あとがき より】 本書は、明治後期から昭和の初めにかけて活躍した作家、泉鏡花(1873-1939)の作品の現代語訳である。 鏡花の作品世界に満ち溢れる、美妙幽玄な魅力を音に聞き、それを味わってみようと足を踏み入れたものの、特異な文体によって描き出される風景の綺羅のような輝きに目を眩まされ、道半ばで現の世に戻らざるを得なかった人はけっして少なくないだろう。 訳者が目指したのは、現代の一般的読者が、大きな困難を感じることなく、内容を把握しながら読み通すことのできる文章に仕上げることであった… 【訳者略歴】 白水 銀雪(しろみ ぎんせつ) 慶應義塾大学大学院博士課程中退(専攻:数学) システムエンジニア・プロジェクトマネージャー・コンサルタントとして、宇宙分野を中心とする科学技術系システム開発に従事 現在、蓼科にて山暮らし

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  • 『泉鏡花 現代語訳集 別巻4 竜潭譚・旅僧、他5編』

    白水銀雪

    銀雪書房

    文芸

    権限:管理者

    【データ本】

    2019.07.19

    文庫版 110 220円
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    タチヨミ数36冊
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    【紙本】

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    泉鏡花 現代語訳集 別巻4 竜潭譚・旅僧、他5編

    2019年7月19日更新 ルビを追加するとともに、表現や体裁を見直し、より読みやすくしました。 ………………………… 泉鏡花の短編作品の現代語訳。 【収録作】  竜潭譚・紫陽花・光籃・旅僧・草あやめ・人参・鳥影、以上7編 【あとがき より】 本書は、明治後期から昭和の初めにかけて活躍した作家、泉鏡花(1873-1939)の作品の現代語訳である。 鏡花の作品世界に満ち溢れる、美妙幽玄な魅力を音に聞き、それを味わってみようと足を踏み入れたものの、特異な文体によって描き出される風景の綺羅のような輝きに目を眩まされ、道半ばで現の世に戻らざるを得なかった人はけっして少なくないだろう。 訳者が目指したのは、現代の一般的読者が、大きな困難を感じることなく、内容を把握しながら読み通すことのできる文章に仕上げることであった… 【訳者略歴】 白水 銀雪(しろみ ぎんせつ) 慶應義塾大学大学院博士課程中退(専攻:数学) システムエンジニア・プロジェクトマネージャー・コンサルタントとして、宇宙分野を中心とする科学技術系システム開発に従事 現在、蓼科にて山暮らし

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  • 『泉鏡花 現代語訳集3 天守物語』

    白水銀雪

    銀雪書房

    文芸

    権限:管理者

    【データ本】

    2019.07.19

    文庫版 102 220円
    閲覧数3冊
    タチヨミ数76冊
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    EPUB DL数16冊

    【紙本】

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    泉鏡花 現代語訳集3 天守物語

    2019年7月19日更新 ルビを追加するとともに、表現や体裁を見直し、より読みやすくしました。 ………………………… 【あらすじ】 晩秋のある夕暮れ、姫路城の天守閣に住む富姫のもとへ、猪苗代の亀姫が手毬をつきに遊びに来る。 亀姫が土産として持参したのは、姫路城主・武田播磨守の兄弟にあたる衛門之介の生首だった。 富姫は返礼として播磨守秘蔵の白鷹を誘い捕らえて贈るが、鷹匠・姫川図書之介は鷹を逃がした咎を受け、切腹の代わりに天守の探索を命じられる。 彼が優れた心をもっていることを知った富姫は、理不尽な主君に仕えることをやめて天守閣でともに暮らすよう勧めるが、図書之介は決心がつかず辞退。 しかし、地上へ戻った図書之介は、播磨守家中の者に追われる形で富姫の前へ再度立ち現れるのである。

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  • 『泉鏡花 現代語訳集2 高野聖』

    白水銀雪

    銀雪書房

    文芸

    権限:管理者

    【データ本】

    2019.07.19

    文庫版 120 220円
    閲覧数0冊
    タチヨミ数78冊
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    EPUB DL数14冊

    【紙本】

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    泉鏡花 現代語訳集2 高野聖

    2019年7月19日更新 ルビを追加するとともに、表現や体裁を見直し、より読みやすくしました。 ………………………… 【あらすじ】 若狭へ帰省する列車で、私は高野山に籍を置く旅の僧と道連れになった。 僧が常宿としている香取屋の床の中、夜が更けるまで寝ることのできない私が、諸国を修行で巡り歩いた中でのおもしろい話をして欲しいと請うと、彼は若い時分に飛騨の山越えをした時の不思議な物語を聞かせてくれた。 ある理由から、敢えて人通りの絶えて久しい旧道へと踏み入った僧が、命からがら辿りついた山奥の一軒家に見たのは、白痴と思われる若者と、都でも珍しい妖艶な美女の姿だった。 女から受けたもてなしの嬉しさと、彼女の境遇への同情から心乱れ、眠れないまま空が白むのを待ち焦がれていた僧は、板戸一枚に隔てられた外で、さまざまな獣のようなものがうごめく気配をはっきりと感じたのである。

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  • 『泉鏡花 現代語訳集 別巻2 絵本の春・化鳥、他3編』

    白水銀雪

    銀雪書房

    文芸

    権限:管理者

    【データ本】

    2019.07.19

    文庫版 122 220円
    閲覧数0冊
    タチヨミ数29冊
    デバイスDL数0冊
    EPUB DL数5冊

    【紙本】

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    泉鏡花 現代語訳集 別巻2 絵本の春・化鳥、他3編

    2019年7月18日更新 ルビを追加するとともに、表現や体裁を見直し、より読みやすくしました。 ………………………… 泉鏡花の短編作品の現代語訳。 【収録作】  妖僧記・絵本の春・貴婦人・化鳥・雨ばけ、以上5編 【あとがき より】 本書は、明治後期から昭和の初めにかけて活躍した作家、泉鏡花(1873-1939)の作品の現代語訳である。 鏡花の作品世界に満ち溢れる、美妙幽玄な魅力を音に聞き、それを味わってみようと足を踏み入れたものの、特異な文体によって描き出される風景の綺羅のような輝きに目を眩まされ、道半ばで現の世に戻らざるを得なかった人はけっして少なくないだろう。 訳者が目指したのは、現代の一般的読者が、大きな困難を感じることなく、内容を把握しながら読み通すことのできる文章に仕上げることであった… 【訳者略歴】 白水 銀雪(しろみ ぎんせつ) 慶應義塾大学大学院博士課程中退(専攻:数学) システムエンジニア・プロジェクトマネージャー・コンサルタントとして、宇宙分野を中心とする科学技術系システム開発に従事 現在、蓼科にて山暮らし

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  • 『泉鏡花 現代語訳集7 眉かくしの霊』

    白水銀雪

    銀雪書房

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    権限:管理者

    【データ本】

    2019.07.19

    文庫版 74 220円
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    タチヨミ数58冊
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    EPUB DL数7冊

    【紙本】

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    泉鏡花 現代語訳集7 眉かくしの霊

    2019年7月18日更新 ルビを追加するとともに、表現や体裁を見直し、より読みやすくしました。 ………………………… 【あらすじ】 境賛吉は、旅の途中、奈良井の駅で急に泊まりたくなった。 旅のあわれを味わってやろうと、硝子張りの明るい旅館をわざと避け、古びた一軒の旅籠屋に宿をとった彼は、翌日、洗面所の蛇口からいたずらに流れる三筋の水の音が、妙に気になった。 さらに夕暮れ時、風呂を使おうと湯殿へ行くと、二つ巴の紋の提灯の暗い明かりのもと、白粉の香りと女の気配を感じ、さらに声まで聞いたのである。 座敷に戻り、外の池を眺めていた境は、やがて自分の部屋の中、姿見に向かった女のうしろ姿を見る。 振り返ったその女は、気持ちの籠もった優しい眉の両方を、懐紙でひたと隠して、「…似合いますか。」 晩方、酒を酌み交わしながらの料理番の話から、女が何者であるかが明らかになるのである。

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  • 『泉鏡花 現代語訳集22 星女郎』

    白水銀雪

    銀雪書房

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    【データ本】

    2018.10.24

    文庫版 172 330円
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    タチヨミ数13冊
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    【紙本】

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    泉鏡花 現代語訳集22 星女郎

    【あらすじ】 以前何度か上り下りしたが、その後は長年麓も訪れていない倶利伽羅峠を歩いてみようと、急坂を上ってきた境三造は、ふと出足を堰き止められた。 路の左右と真ん中へ、三本の竹を立て、それらの間に荒縄を結い渡した縄張は、明らかに通行止めの印である。 さてどうしたものか―と逡巡する三造の目の前に、坂の上から落ちるようにして、ぬッくと立ち止まったのは、異形の面を被った、四十あまりの筋骨逞しい一人の山伏で、面をつけた訳と、なぜ盲滅法に峠を駆け下ってきたか、さらに近頃近隣で囁かれている噂について話し始めた。 今、峠の一軒だけ残った古家には、世にも美しい女が住んでおり、その姿を見たものは命がないと言う。 これを聞いて、山伏と一緒に今来た道を戻ろうかと迷った三造だが、その残った家が思い出深い鍵屋という休み茶屋だと聞き、初志通り峠を越すことにした。 やがて鍵屋へ辿り着いて懐かしそうに進み寄ると、門口に、すらりと草に横になり、膝を折って伏せった美女の姿。 そしてその夜、三造は怪しい体験をするとともに、二人の女の数奇な身の上を聞かされるのである。

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  • 『泉鏡花 現代語訳集21 神鑿(しんさく)』

    白水銀雪

    銀雪書房

    文芸

    権限:管理者

    【データ本】

    2018.01.22

    文庫版 206 495円
    閲覧数0冊
    タチヨミ数42冊
    デバイスDL数0冊
    EPUB DL数6冊

    【紙本】

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    泉鏡花 現代語訳集21 神鑿(しんさく)

    【あらすじ】 香村雪枝が七つの時、書記官だった父が、巡回先の飛騨の山間の村から、美しい二十くらいの女の彫像を持ち帰った。 重ねた両手が、ふッくりしていて、肩が揺れると、ころりん、ころりんとそれは実に、何とも微妙な音がして幽かに鳴った。 その像が目にも心にも身体にも焼き付いて離れなかった雪枝は、後に彫刻家となる。 あの土地には私の師匠がいる、是非とも訪ねたい―と、信者が善光寺、身延山へ巡礼をするほど切実に願っていたが、いざ、実際、という時、信仰が鈍って、遊びの旅行になった。 婚礼をしたばかりの夫婦連れとして来たのである。 それが祟ったのか、夕暮れ時、仮小屋のようなみすぼらしい小店を覗いて、来世の契りの有無を賭けるための賽子を買い求めた時、隣に袖を並べている新婦の姿が、ずッと離れて遥かな向こうへ… そして、城跡の天守に棲む怪しいものから、女を返して欲しければ、その身代わりとなる美しい像を刻んで差し出せ―との要求を突き付けられたのであった。

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  • 『泉鏡花 現代語訳集20 菊あわせ・小春の狐』

    白水銀雪

    銀雪書房

    文芸

    権限:管理者

    【データ本】

    2017.05.05

    文庫版 90 220円
    閲覧数0冊
    タチヨミ数19冊
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    【紙本】

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    泉鏡花 現代語訳集20 菊あわせ・小春の狐

    【菊あわせ-あらすじ】 不景気な時分だというのに、親の墓も今はない故郷へ遊びに来た穂坂一車は、帰京する日の朝、「もう一度、水の姿、山の姿を見に出かけよう。盛り場を抜けながら。」と座敷を出かかった時、女中から来客の知らせを受けた。 「香山の宗参、」との名を聞き、あまりに思いがけないことに、一車は真昼に碧い星を見る気持ちで、その僧形の客を隣の上段の間へ招じた。 昔の思い出話の中で、忘れていた、幼い頃の、町内の美しい娘との出来事を聞かされた一車は、突然、ぞッと、肩をすくめると、猪口を取った手を震わせながら、「今度は私の話をお聞き下さいまし」と語り出す。 それは、数年前の旧暦九月九日、重陽の節句、菊の日に、浅草の観世音で出逢った、危なく、怪しく、そして美しい女のことであった。 今回の故郷への来遊は、その女が原因で生じた心の煩いの保養のため―というのである。 【小春の狐-あらすじ】 山沿いの根笹の下を小さな流れが走っている村はずれ、軒から道へ出て、乱れた髪の、紺の筒袖を上っぱりにした古女房が、小さな笊に盛られた、真っ黄色な茸を覗いている。 トもう一人、その笊を手にして、服装は見すぼらしく、顔も窶れ、髪は銀杏返しが乱れているが、毛の艶は濡れたように瑞々しい、姿のやさしい、色の白い二十くらいの女。 「そうですな、これでな、十銭下さいまし。」という売り手の若い女に、「えッと気張って。…三銭が相当や。」と、古女房は笊を引っ手繰るのと同時に、すたすたと土間へ入って行く。 あれだけの茸が、たった三銭―気の毒に思いながら、私は腕組みをしてそこを離れた。 「御免なさいまし。」と背後から、足音を立てず静かに来て、早くも慎ましやかに前へ通る、すり切れ草履の踵に霜。 「ああ、姉さん。」私はうっとりとして思わず声を掛け、「姉さんの言い値くらいは、お手間賃を上げます。どうかさっきの茸のありそうな所へ案内して、私に一つでも二つでも取らして下さい、…」と頼んだのであった。

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  • 『泉鏡花 現代語訳集19 河伯令嬢』

    白水銀雪

    銀雪書房

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    【データ本】

    2017.05.04

    文庫版 98 220円
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    【紙本】

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    泉鏡花 現代語訳集19 河伯令嬢

    【あらすじ】 昨年、能登の外浦を、半島の奥へ入ろうと思って歩きました時、まだそのほんの入口ですが、羽咋郡の大笹の宿で、可心という金沢の俳人の記した「能登路の記」というのを偶然読みました― 寝床の枕元の、袋戸棚にあったのです。「色紙や短冊などもあるから、ちとご覧ください、」と宿の亭主が言ったものですから― だいぶ、相当に古びていました。その仮綴じの表紙を開けると、題に並べて、「大笹村、川裳明神の由来。」と記してあります。川裳明神…わたしはハッと思いました― 職人、飾り師の上手である小山夏吉は、筆者と炬燵で差し向かい、こう話した。 そして続けて、彼が十七の時に遭遇したという、美しい少女との哀しい事件、さらにその後体験した霊妙不可思議な出来事とを物語ったのであった。

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  • 『泉鏡花 現代語訳集 別巻9 雪霊記事・霰ふる、他5編』

    白水銀雪

    銀雪書房

    文芸

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    【データ本】

    2017.05.03

    文庫版 104 220円
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    【紙本】

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    泉鏡花 現代語訳集 別巻9 雪霊記事・霰ふる、他5編

    2017年5月3日更新 軽微な誤記を修正。 ………………………… 泉鏡花の短編作品の現代語訳。 【収録作】  雪霊記事・雪霊続記・遠野の奇聞・霰ふる・一寸怪・森の紫陽花・山の手小景、以上7編 【あとがき より】 本書は、明治後期から昭和の初めにかけて活躍した作家、泉鏡花(1873-1939)の作品の現代語訳である。 鏡花の作品世界に満ち溢れる、美妙幽玄な魅力を音に聞き、それを味わってみようと足を踏み入れたものの、特異な文体によって描き出される風景の綺羅のような輝きに目を眩まされ、道半ばで現の世に戻らざるを得なかった人はけっして少なくないだろう。 訳者が目指したのは、現代の一般的読者が、大きな困難を感じることなく、内容を把握しながら読み通すことのできる文章に仕上げることであった… 【訳者略歴】 白水 銀雪(しろみ ぎんせつ) 慶應義塾大学大学院博士課程中退(専攻:数学) システムエンジニア・プロジェクトマネージャー・コンサルタントとして、宇宙分野を中心とする科学技術系システム開発に従事 現在、蓼科にて山暮らし

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