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『ナイチンゲール 信仰と看護』
新島 英子
著
看護の友の社
健康・医療・介護
権限:管理者
【データ本】
2025.11.25
A5変形版 74㌻ 418円
【紙本】
販売中
2025.11.22
A5変形版 64㌻ 989円
近代看護の基礎を築いたフロレンス・ナイチンゲール(1820-1910年)は、『看護の仕事は神からの召命である』という意識を常に抱いていた。彼女の著作『看護覚え書』をはじめ、『看護婦の訓練と病人の看護』(1882年)、『病人の看護と健康を守る看護』(1893年)、更に14篇から成る『看護婦と見習生への書簡』には、この召命(使命・天職)に関する言葉が頻繁に登場する。ナイチンゲールは、自らが関わった聖トマス看護婦養成学校の看護婦や看護見習生をはじめ、看護に携わる関係者には高い召命意識を持つよう求めていた。 特に『看護婦と見習生への書簡』(以下『書簡』と称す。)には倫理的・行動的に生きることを、看護婦と看護見習生に説く内容になっており、人の看護を行うには神からの召命意識が欠かせない資質であること、また、看護婦がこの召命意識を持ち続けるためには看護婦同士の連帯意識を持つことが必要であると考えていた。 本書では、上記の『書簡』を道標として、看護婦が持つべき三重の関心など現代の看護師にとっても看護の本質に関わる内容にも触れながら、ナイチンゲールの人生における信仰と看護の連関性を明らかにしていきたい。 また、この信仰と看護の問題は、われわれが日々の生活の中で、いかに自分自身の人生に固有に与えられた使命と向き合って生きるべきかという驚くほど今日にも通用する根本問題を扱っている。それゆえ、看護職のみならず、性別、年齢、職業を問わず、幅広い人々に関わる内容となっているのでご一読いただきたい。
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- 価格: 380円/紙本あり
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『ナイチンゲール 看護婦と見習生への書簡 註解』
新島英子
著
看護の友の社
健康・医療・介護
権限:管理者
【データ本】
2025.10.31
A5変形版 94㌻ 380円
【紙本】
販売中
2025.10.31
A5変形版 96㌻ 1,111円
今回、取り上げたフロレンス・ナイチンゲールは近代看護の基礎を築いた人として知られています。このナイチンゲールが一生の間に書き残した手紙類は、その数およそ一万通とも一万数千通ともいわれ、その大半が現在でもまとめて保存されています。 現在、保存されている手紙類の中に、14篇から成る『看護婦と見習生への書簡』(1872年~1900年)というものがあります。この書簡は、ナイチンゲールが聖トマス病院の看護婦と見習生とにあてられて書かれたものです。 この書簡には、ナイチンゲールの看護観、看護師として責任感や使命、看護の仕事、そして、看護師自身の健康を守ることの重要性などが説かれ、当時の看護学生にとっても半ば教書的な内容になっているものです。 この書簡集を取り上げるポイントとして、二点あげられます。 まず、「看護の仕事」というものが神様からの特別な召命(calling)であることを説いていること。次に、この召命を受けた看護師は高い理念を持って看護の仕事を実践するようにとナイチンゲールが強く説かれており、彼女の信仰と看護に対する思いが強く出ている書物であることです。 この書簡集を読み解いていくと、当時にあって、ナイチンゲールが如何に「看護」という仕事に魅力を見出し、「看護」の専門性を高めることにより「看護職の地位の確立」に向けて努力されたかが伝わってくるのです。そして、この書簡から彼女の力強くも一貫性を持った生き方が私たちの心に響いてくるのです。この書簡は当時の看護学生向けに書かれたものですが、看護学生のみならず私たちの日々の仕事や生き方などにも示唆を与えてくれる教えがたくさんが盛り込まれているのです。その意味で、看護職につかれている方々のみならず、多くの方々にも読んでいただきたい書物なのです。
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