時代を超えて人々を魅了する『北斎漫画』の世界――
日本が生んだマンガ(MANGA)文化の元祖!
世界に誇るクールジャパンのさきがけ!
天才絵師・葛飾北斎は、この『北斎漫画』のなかに風俗、人物、動植物から妖怪や神様にいたるまで、森羅万象ありとあらゆるものを描き尽くしました。
その数は約四千図にもおよんでいます。
まさにこれは壮大な絵の百科事典なのです。
北斎自身はこれらを「気の向くままに漫然と描いた画」とよび、そこから『北斎漫画』と名付けました。
【第3巻の収録内容紹介】
第3巻には北斎漫画全十五編のうち七編から九編の3冊分を収録しています。
《七編》
この『七編』の冒頭に描かれているのは松尾芭蕉です。
この編では、日本各地の名所が描かれています。
北斎の見事な構図によって、自然の力強さや美しさが最大限引き出されています。
《八編》
この『八編』には江戸や地方の風景、そこに暮らす人々の日常の一コマが描かれています。
おもしろおかしく描かれた人々の様は、
北斎の優れたユーモアセンスを感じさせます。
《九編》
この『九編』には甲冑に着替えて戦の準備をしている侍や、戦場での陣地の様子、大砲の発射や砲丸が着弾した瞬間など、合戦について描かれています。戦いの準備の様子を記録した絵などは、資料的価値もたいへん高いものです。
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