細かな雨粒が頬に触れて、まるで優しい指先でわたしに挨拶をしてるみたいにタッチしてくる。その時にね。なんだか生きてるって、すごくそんな気持ちになるんだ。(『雨の季節と傘と空と』より)5篇の人生賛歌のような短篇集になります。5篇の物語の一つ一つがほんのひと時でも、読んでくださる方の心に寄り添うことができたなら、とっても嬉しいです。
目次
1.木登りと彼
2.オニオンスープ
3.ワインバー
4.雨の季節と傘と空と
5.インディアンの手
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