正反対の境遇にいるふたりの青年が、予期せぬ現代の地獄に堕とされ、そこで出会う。入り口あって出口なしの地獄からは逃れようがない
NovelJam 2025参加作品
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NovelJamの帝王の最新作は、知る人ぞ知る、著者の初期作品でもある440Hzシリーズに原点回帰したかの様な若者達の青春群像劇を描く。但し時代は変わり、今や闇バイトを行ない犯罪を犯す所まで描く様になっている。今の時代に併せてブローアップした著者の心意気が感じられる。余談であるが、今回の作品は今までに比べて文章が詰まっていて饒舌になっている気がする。それはまるで著者が敬愛するメガデスのデイヴ・ムステインが手術を終えた後のアルバムで物凄くスラッシーなリフを弾き捲る感覚に似ている。大人の底力を感じる作品だ。
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10inch版 2,508円
電子版 1,320円