〓キャッチコピー
あなたの知っている京都で、はじめる時間旅行
〓概要文
京都という街の名前を聞いて、あなたはどんな景色を思い浮かべるだろうか。金色に輝く金閣寺、朱色の鳥居が連なる伏見稲荷、清水の舞台から望む京都の街並み――誰もが一度はどこかで目にしたことのある光景が、次々と浮かんでくるのではないだろうか。しかしそれは、写真や映像を通して「知っている」京都であって、自分の足で歩き、風を感じ、その場の空気を肌で味わった京都ではないかもしれない。
本作は、文学部歴史文化学科に学ぶ筆者が、実際に京都を訪れ、自らの足で歩き回った体験をもとに綴った紀行文である。取り上げるのは、金閣寺・渡月橋・伏見稲荷神社・清水寺・三十三間堂・平等院・八大神社・下鴨神社の八か所。本作ではそれらを「時代」という視点から整理し、それぞれの場所が持つ歴史的背景を丁寧に紹介することを試みている。
平安時代の面影を残す下鴨神社や平等院、武家文化の時代に生まれた三十三間堂や金閣寺、そして時代を超えて人々の信仰を集め続ける伏見稲荷や清水寺。有名な場所ばかりではあるが、時代という軸で読み進めることで、それぞれのスポットがバラバラの観光地としてではなく、京都という街の歴史の流れの中にある存在として見えてくる。そんな読み方を、本作は提案している。
また本作には、筆者が現地で撮影した写真も添えられている。実際にその場所に立った人間が切り取った光景は、文章とともに読者に場の雰囲気を伝えてくれるはずだ。
京都を訪れたことがある人も、まだ行ったことがない人も、気軽に読んでみてほしい一作だ。この作品を読み終えたとき、きっとあなたも京都を歩いてみたくなっているはずだ。
「〓タイトル」著者名
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