1972年、日本と中国は国交を正常化した。
戦争という過去を抱えながら、両国は経済・人的交流を拡大させ、中国は世界有数の経済大国へと成長した。しかしその一方で、歴史認識、尖閣諸島、台湾、香港、人権問題、安全保障をめぐり、両国の間には次第に深い溝が生まれていく。
本書は「日本と中国のどちらが正しいのか」という単純な二元論ではなく、1972年の国交正常化から現在に至るまでの半世紀を時系列でたどる社会評論である。日本は中国に何を提供したのか。中国はどのように変化したのか。そして日本は、その変化をどこまで予測できていたのか――。
国交正常化、経済大国化、民主党政権期の接近と衝突、尖閣諸島問題、習近平体制、新疆・香港・台湾を巡る国際問題、コロナ禍、中国経済の光と影、そして日本が失ったもの・得たものを経て、台湾有事という現在進行形の課題まで、全14章で描く。「友好」という言葉の裏にある半世紀の現実と向き合う一冊。
著者:鹿島公胤(KASSI)
本文文字数:約295,000字
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