「ヨハネの黙示録」に、ただ一度だけ登場する数字。666。
なぜ、この三つの数字は、二千年のあいだ、人々を怖がらせ、惹きつけてきたのか。
本書は、666の意味を、聖書の本文から出発して、ユダヤ教の世界、イエスとその時代、ローマ帝国、黙示録の読まれ方、そして現代の数字による管理社会まで、一本の線でたどる評論です。
・666は「誰かの名前」だったのか。古代の数字と文字の関係(ゲマトリア)をひもとく
・同じ根から生まれた、ユダヤ教とキリスト教は、なぜ分かれたのか
・ローマ皇帝ネロと、「ネロ再来伝説」。最初の「獣」は誰だったのか
・「議定書」のような偽書や、根拠のない噂は、どう生まれ、どう広まったのか(噂は噂として、事実と分けて整理します)
・コンピューター、ICチップ、監視。数字で人を管理する現代は、「獣の数字」の世界なのか
宗教や民族を、攻撃したり、優劣をつけたりする本ではありません。歴史的に広く認められた事実と、「そう読まれてきた」という解釈、著者の見方を、分けて書いています。信じるか、信じないかは、読む人のものです。
本文約176,000字
「ピーッと鳴る本」シリーズ第5幕。聖書を読んだことがない人にも、読めるように書きました。
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