人生賛歌のような短編8篇になります。
8話目の「菜の花と眼鏡と」には前作『雨粒。』の謎の女の子が再び登場します。
8篇の物語の一つ一つがほんのひと時でも、読んでくださる方の心に寄り添うことができたなら、とっても嬉しいです。
目次
1.缶と糸と
2.夏ジと右膝と
3.希望と土竜と
4.凛コと瞼と
5.灯台と迷子と
6.桜餅と虫歯と
7.記憶と水平線と
8.菜の花と眼鏡と
本を入手していないとコメントは書けません。
様々な角度から「人生の尊さ、愛おしさ」
が伝わって来ました。
お茶目な表現に笑顔になったり、
深い悲しみに共感したり、
本質的な事を改めて教えてもらったり・・・
様々な素敵な世界観を楽しませて頂きました。
そしてどのお話からも、
著者のたいいちろうさんの「懐の深い人間性」が
鮮やかで温かみのある表現の中に存在していて、
読み終えた後は不思議と「大丈夫なんだ。」と思える
安心感に包まれました。
心に隙間風が吹くような時に
何度でも読み返したいと思える。
そんな短編作品集でした。