人生賛歌のような短編6篇になります。
6篇の物語の一つ一つがほんのひと時でも、読んでくださる方の心に寄り添うことができたなら、とっても嬉しいです。
目次
1.ありがとうと
守ってくれてと
2.宇宙とくそったれと
3.少年と夏の風と
4.犬とハードボイルドと
5.これとあれと
6.鏡と向こう側と
本を入手していないとコメントは書けません。
時に、人生において踏ん張らなくてはならない場面があります。
思わず目を背けて、心を閉ざしたくなるような。
でもそこで味方になってくれたり、希望の光を当ててくれるのは
最終的には「自分自身」なのだということを、
主人公の真っ直ぐな感性を通して教えて貰ったように思います。
痛みの経験から生まれる、本当の優しさ。
純粋であることの尊さ、歓び。
野良犬の中にある、慈愛の世界。
自分自身と向き合う大切さ。
甘く誘われる夢のような、心の世界。
懐の深い愛のメッセージが胸に伝わってきます。
色々なかたちの「人生を讃える物語」たちが
読み終えた今も、陽だまりのぬくもりのように
心をあたためてくれています。