悪魔祓いたちが知る楽園。この世界の人間たちがその楽園と呼ばれる場所に行くには、ある列車で向かうことになる。その列車は一車両のみで進む、普通の人間には見えぬ幻のような単行列車。楽園と呼ばれるその場所は人が生きるこの世界を成立させている場所という。
『元悪魔祓い』シリーズも5作目となりました。今回はアマネセルとは違うもう一人の元悪魔祓いが登場します。人間が持つ自分が自分自身を救う力を感じて貰えたり、読後感に幸福なものや少しでも楽しんで貰えたならとても嬉しく思います。
※この物語はフィクションです。実在の人物、団体、出来事などとは一切関係ありません。
本を入手していないとコメントは書けません。
私はこの『楽園』を知っているかもしれない。
読んだ時にそう感じました。
もちろん、単行列車に乗ってその地に降り立ったわけではありません。
でも物語の中で表現される『楽園』の持つものと同じような力を、いつだったか感じたと思ったのです。
それは、満開の桜の木の下だったり
笑顔で過ごす街の人々の中だったり
大切な人が贈ってくれたメッセージの中だったり
様々な場面ではっきりと私はそれを受け取っていたし、今でも受け取る事が出来るのです。
そんな大切な事を、この物語は愛を持って教えてくれました。
私の愛する『元悪魔祓い』シリーズ、5作目ということで感激です。
大好きなアマネセルさんとエストレヤさんに、新たな登場人物からも、今回も沢山の元気を頂きました。