
散文、詩集、短歌の真面目な言葉遊びの本屋さん
my book shop 林家

散文、詩集、短歌の真面目な言葉遊びの本屋さん
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冊数 8 冊
紙本 8 冊
更新 2016.08.14
ジャンル アート1 写真2 文芸4 詩歌1
■■こころに直接響く本。■■
癒されません。 ただ現実がある。 そんな作品をご提供いたします。
林安由美の作品や他作家とのミニコミ紙「藝術新聞」も出版。 盛り沢山の内容で様々に心と暮らしの表現された作品をお届けいたします。
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『画ネタ集』
ザックバラン企画出版発行
アート
2016.08.13
『画ネタ集』
ザックバラン企画出版発行
アート
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自己表現活動家、林晏由美の日課であるペン画をまとめた本書はニンゲンと自然と科学が心底にあり、日常の感情と共に描き出される現代を生きるあるがままの世界観が独特の魅力である。
データ本:330円
紙本:1,936円
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『ぽっと出World』
ザックバラン企画発行
写真
2015.06.05
『ぽっと出World』
ザックバラン企画発行
写真
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家の中で暮らす日々。
毎日、同じ囲いの中で同じ風景を眺めながら送る生活の空間の断片と心の断片。
同じ思いはあるか。 同じ明日はあるか。 同じ今はあるか。
様々な日常の代わり映えしない一日の思いを綴った詩画集「ぽっと出World」。データ本:550円
紙本:2,453円
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『書詩感哲』
ザックバラン企画出版発行
文芸
2014.09.28
『書詩感哲』
ザックバラン企画出版発行
文芸
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2014年8月23日更新
「書詩感哲 言葉遊び」を追記しました。
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ノートに書いた走り書きの詩や言葉たちにタイトルをつけ、画像にまとめた一冊です。データ本:550円
紙本:2,145円
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『然う然う』
ザックバラン企画出版発行
写真
2014.08.23
『然う然う』
ザックバラン企画出版発行
写真
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詩画集「然う然う」
心を裸にしたような、言葉と写真の一冊。
つぶやくように添えられた言葉は、浮遊しているような現実感を感覚的に自分の出来事のような疑似体験をするのです。 だれが、どこで、どうなった。 そんな知りもしない生活が、誰にでもあり、そうして、必ず、全く同じという日常はない。データ本:550円
紙本:2,673円
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『木漏れ日⑴』
ザックバラン企画出版発行
文芸
2014.08.28
『木漏れ日⑴』
ザックバラン企画出版発行
文芸
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こころの中に浮かんだ心象風景は現実と空想と希望のを所構わず行き来する。 物語りがはじまろうとする序文や詩、エッセイなど、ひとりの人間の日常の脳内を覗き見るような散文集。
現実の自分と憧れの自分。 家族との暮らし、自分自身の未来、救いがあるのか? 木漏れ日の少しばかりの希望の光を求めゆく生命の世界。データ本:330円
紙本:1,441円
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『宵闇のうた』
ザックバラン企画出版発行
文芸
2014.08.23
『宵闇のうた』
ザックバラン企画出版発行
文芸
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2014年8月23日更新
作品追加しました。
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2014年8月9日更新
数点の作品、画像の追加。
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夜の時間をひっそり暮らしながら、彼此と想像に任せ現実の世界を行ったり来たり。 あちらこちらに散らかした散文詩集。 心の奥深くにある言葉のひとつひとつを丁寧に汲み取り、宵闇を楽しむひと時の沈黙の一冊。データ本:440円
紙本:2,900円
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『こころのゆきさき』
ザックバラン企画出版発行
文芸
2014.08.09
『こころのゆきさき』
ザックバラン企画出版発行
文芸
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2014年8月17日更新
一部、追加変更しました。
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感情のまま、心の趣くままに世間とじっと見つめる女(作者)の「こころのゆきさき」を吐露した叙情詩集。 家族や人間の心の奥底から沸き上がる心情を綴った言葉は実直にありのまま、飾り立てず、未来を諦めることなく暮らす日々の一冊。データ本:440円
紙本:1,540円
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『短歌集 「火炎」』
ザックバラン企画出版発行
詩歌
2014.09.04
『短歌集 「火炎」』
ザックバラン企画出版発行
詩歌
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2014年8月23日更新
「言葉遊び」を追加しました。
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2014年8月9日更新
生活写真、あとがき、「火炎スケッチ」(手書きのイメージ画像)を追加しました。
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「生きる」ことを「思い」、あたためながら強く前進しようとする心底の声を様々な要素を加えながら、真っ直ぐにうたう。 全50首の短歌と、数枚の生活の写真+おまけ。 おまけでは、手書きの「火炎スケッチ」を載せています。データ本:220円
紙本:1,793円
book List
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画ネタ集 林晏由美
ザックバラン企画出版
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ぽっと出World スズキ花蘭
ザックバラン企画
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書詩感哲 林安由美
ザックバラン企画出版
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然う然う 林安由美
ザックバラン企画出版
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木漏れ日⑴ 林安由美
ザックバラン企画出版
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宵闇のうた 林安由美
ザックバラン企画出版
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こころのゆきさき 林安由美
ザックバラン企画出版
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短歌集 「火炎」 林安由美
ザックバラン企画出版

林安由美
■芸術文化愛好家
■書く人+描く人=カキビト
京都を拠点に活動中。
運営
ザックバラン企画/芸術倶楽部亀甲堂
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「でも、その……一応、そういうんは……はっきりしといた方がよくないですか?」 美奈も納得がいかないといった表情だ。 「何をどうやってはっきりさせんねんな。まぁ、野村さんには後で電話はしてみるけど」 頼子は左手に持った携帯を振って見せる。 いっそ野村が踏み込んできてくれたら、頼子は余計なことを考えずに済んで意外と上手くいくかもしれない。 「頼子さん、……頼子さんの気持ちを大事にしてくださいね……流されんように……よく、考えて。その……私……なんかちょっと、心配です」 まるで美奈に脳内を覗かれたみたいでひやりとした。 核の部分をわざと避けるような言い方で、美奈は忠告めいたことを口にする。 辛気臭い美奈の気遣いが気に障った。 はっきり言えばいいのに。心の中で強がって突っかかる。 実際にはっきり言われたら困るのは頼子だ。 自分の気持ちをどう動かしたらこのもどかしさから解放されるのか、頼子自身わかっていない。 (美奈やって何か悩んどるんやろうが。他人の心配しとる場合ちゃうやろ) 沈黙する頼子と美奈の間を遠山の視線がウロウロとさまよう。 「あの……美奈さん、頼子さん、そろそろケーキ切りましょか。明日も早いですし」 遠山が立ち上がって、冷製料理とデセール用の調理スペースに設置されたナイフラックから長いケーキナイフを抜く。 コックコートを着た遠山は白い騎士のようで、こんな彫刻なかったやろうかと頼子は考える。 おそらく遠山は、最後には美奈のことを颯爽と抱きかかえて救うのだと思う。 羨ましい。 白いトラックに乗った次郎さんが一瞬頼子の頭の中を横切って、止まらずに行ってしまった。
- データ本
- 220円
- 購入
- 紙の本
- /
- 購入
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ソムリエール頼子は黒、料理人美奈は白のタブリエ(エプロン)をつけて働く三十歳目前の女の子。タブリエの色と同じく、性格も正反対のふたりの仕事と恋の物語。 * すべての客がほぼ同じ時間にやってきて、店内は一時混沌とした。 上着の預かりや席への案内だけでも手を焼き、コックコート姿の遠山に力を借りることになる。 前菜の盛り付けやメインディッシュに沿える野菜の準備、デセールの仕上げ、洗い物、遠山には遠山の仕事がたくさんあるというのに。 「ごめんね」 頼子はおしぼりを運ぶ遠山にすれ違いざまに声を掛ける。 「大丈夫です。ホールの仕事で判断できない時は、頼子さんの目を見て困ってることを知らせて指示を仰ぐようにって、美奈さんが」 (美奈が……) いつからなのか。美奈は少しずつ頼もしくなっている。 後輩との呼吸があってきたことで作業に余裕が出来たせいか、周りがよく見えている。 ランチメニューを任され自信をつけてきたし、実際料理技術も上げていた。 (私は何か変われるんやろか) 自分を成長させるような出来事が起きるような気がしない。 回る長縄跳びの輪に一人だけリズムが合わずに入れないような焦りが頼子を支配する。 * 〈著者紹介〉 浜野稚子(はまのわかこ) 関西在住の主婦。 「自分だけの切り口を見つけて、普通の人の日常をよりリアルに感じていただけるような物語を書きたいと思います」 ☆Twitter:https://twitter.com/hamano_wakako ★作品HP:http://koisurutablier.officialblog.jp
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