雪待終夜
雪待終夜
冊数 4 冊
紙本 0 冊
更新 2020.05.04
ジャンル 写真4
雪待終夜
創作サークル雪待終夜(ゆきまちしゅうや)です。
2006年6月25日より現在のサークル名で活動中。
それ以前は「雪解け水」として2002年から2006年まで活動していた。
活動の中心は創作文芸だが、ひょんなことから写真集も作ることを決意し、気がついたら小説よりも先に写真集の電子書籍を作っていた。
この書店ではそんな写真集を取り扱っていく。
小説は……そのうちに。
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『大槌町 ここは復興最前線 ~震災復興記録写真集2015~』
雪待終夜発行
写真
2018.12.22
メディアでは触れられない復興現場の「今」を住民目線で記録した写真集 ◆概要 東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)で甚大な被害を受けた大槌町。 その大槌町の中心部である町方地区の復興過程を390枚の写真で記録した写真集です。 ◆こんな人にお勧め ・東日本大震災の復興の「今」を知りたい人に ・大槌町や三陸に住んでいた人に、大槌町に関わった人に ・まちづくりを知りたい人に ◆収録内容 2015年度の写真を中心に構成しています。 写真そのものは2014年1月から2016年3月までを収録していますが、2014年1月から2015年3月までの写真は多くはありません。 ※本作は盛り土工事中心ですが、同シリーズの2016年度版は宅地整備が中心になっています ・町方地区(上町、本町、末広町、大町および周辺)の復興現場写真…390枚 そのうち2014年1月~2015年3月の写真…62枚 ・現場のスナップ写真、大槌町の風景写真…34枚 ・すべての写真にキャプションつき ◆注意 これは紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。 文字だけを拡大する、引用することなどはできません。 また見開きでの閲覧を前提としているページが含まれるため、タブレット、PCブラウザなどでの閲覧を推奨しています。
- データ本
- 1,980円
- 購入
- 紙の本
- /
- 購入
『大槌町 ここは復興最前線 ~震災復興記録写真集2015~』
雪待終夜発行
写真
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メディアでは触れられない復興現場の「今」を住民目線で記録した写真集
◆概要
東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)で甚大な被害を受けた大槌町。
その大槌町の中心部である町方地区の復興過程を390枚の写真で記録した写真集です。
◆こんな人にお勧め
・東日本大震災の復興の「今」を知りたい人に
・大槌町や三陸に住んでいた人に、大槌町に関わった人に
・まちづくりを知りたい人に
◆収録内容
2015年度の写真を中心に構成しています。
写真そのものは2014年1月から2016年3月までを収録していますが、2014年1月から2015年3月までの写真は多くはありません。
※本作は盛り土工事中心ですが、同シリーズの2016年度版は宅地整備が中心になっています
・町方地区(上町、本町、末広町、大町および周辺)の復興現場写真…390枚
そのうち2014年1月~2015年3月の写真…62枚
・現場のスナップ写真、大槌町の風景写真…34枚
・すべての写真にキャプションつき
◆注意
これは紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。
文字だけを拡大する、引用することなどはできません。
また見開きでの閲覧を前提としているページが含まれるため、タブレット、PCブラウザなどでの閲覧を推奨しています。データ本:1,980円
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『大槌町 ここは復興最前線 ~震災復興記録写真集2016~』
雪待終夜発行
写真
2019.01.06
メディアでは触れられない復興現場の「今」を住民目線で記録した写真集 ◆概要 東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)で甚大な被害を受けた大槌町。 その大槌町の中心部である町方地区の復興過程を460枚の写真で記録した写真集です。 ◆こんな人にお勧め ・東日本大震災の復興の「今」を知りたい人に ・大槌町に住んでいた人に、大槌町に関わった人に ・まちづくりを知りたい人に ◆収録内容 2016年度中に撮影したおよそ4000枚の写真から460枚を選出し、収録しています。 「今を伝える」というコンセプトで作成しているため、2015年度以前の写真は掲載していません。 同シリーズの「2015」をお求めください。 ※2015年度は盛り土工事中心、2016年度は宅地整備が中心の写真になっています ・町方地区(上町、本町、末広町、大町および周辺)の復興現場写真…458枚 ・現場のスナップ写真、大槌町の風景写真…25枚 ・すべての写真にキャプションつき ◆注意 これは紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。 文字だけを拡大する、引用することなどはできません。 また見開きでの閲覧を前提としているページが含まれるため、タブレット、PCブラウザなどでの閲覧を推奨しています。
- データ本
- 1,980円
- 購入
- 紙の本
- /
- 購入
『大槌町 ここは復興最前線 ~震災復興記録写真集2016~』
雪待終夜発行
写真
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メディアでは触れられない復興現場の「今」を住民目線で記録した写真集
◆概要
東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)で甚大な被害を受けた大槌町。
その大槌町の中心部である町方地区の復興過程を460枚の写真で記録した写真集です。
◆こんな人にお勧め
・東日本大震災の復興の「今」を知りたい人に
・大槌町に住んでいた人に、大槌町に関わった人に
・まちづくりを知りたい人に
◆収録内容
2016年度中に撮影したおよそ4000枚の写真から460枚を選出し、収録しています。
「今を伝える」というコンセプトで作成しているため、2015年度以前の写真は掲載していません。
同シリーズの「2015」をお求めください。
※2015年度は盛り土工事中心、2016年度は宅地整備が中心の写真になっています
・町方地区(上町、本町、末広町、大町および周辺)の復興現場写真…458枚
・現場のスナップ写真、大槌町の風景写真…25枚
・すべての写真にキャプションつき
◆注意
これは紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。
文字だけを拡大する、引用することなどはできません。
また見開きでの閲覧を前提としているページが含まれるため、タブレット、PCブラウザなどでの閲覧を推奨しています。データ本:1,980円
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『大槌町 ここは復興最前線 ~震災復興記録写真集2017~』
雪待終夜発行
写真
2019.08.03
メディアでは触れられない復興現場の「今」を住民目線で記録した写真集 ◆概要 東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)で甚大な被害を受けた大槌町。 その大槌町の中心部である町方地区の復興過程を754枚の写真で記録した写真集です。 ◆こんな人にお勧め ・東日本大震災の復興の「今」を知りたい人に ・大槌町に住んでいた人に、大槌町に関わった人に ・まちづくりを知りたい人に ◆収録内容 2017年度中に撮影した写真から537枚を選出し、収録しています。 残りの217枚については、JR山田線の復旧工事の様子、おしゃっちの上棟式、2015年からの定点観測などの写真です。 ◆注意 これは紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。 文字だけを拡大する、引用することなどはできません。 また見開きでの閲覧を前提としているページが含まれるため、タブレット、PCブラウザなどでの閲覧を推奨しています。
- データ本
- 3,080円
- 購入
- 紙の本
- /
- 購入
『大槌町 ここは復興最前線 ~震災復興記録写真集2017~』
雪待終夜発行
写真
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メディアでは触れられない復興現場の「今」を住民目線で記録した写真集
◆概要
東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)で甚大な被害を受けた大槌町。
その大槌町の中心部である町方地区の復興過程を754枚の写真で記録した写真集です。
◆こんな人にお勧め
・東日本大震災の復興の「今」を知りたい人に
・大槌町に住んでいた人に、大槌町に関わった人に
・まちづくりを知りたい人に
◆収録内容
2017年度中に撮影した写真から537枚を選出し、収録しています。
残りの217枚については、JR山田線の復旧工事の様子、おしゃっちの上棟式、2015年からの定点観測などの写真です。
◆注意
これは紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。
文字だけを拡大する、引用することなどはできません。
また見開きでの閲覧を前提としているページが含まれるため、タブレット、PCブラウザなどでの閲覧を推奨しています。データ本:3,080円
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『大槌町 ここは復興最前線 ~そして空と海と山に抱かれた街2018~』
雪待終夜発行
写真
2020.05.04
◆概要 東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)で甚大な被害を受けた大槌町。 その大槌町の中心部である町方地区の復興過程を128枚の写真で記録した写真集です。 ◆こんな人にお勧め ・東日本大震災の復興の「今」を知りたい人に ・大槌町に住んでいた人に、大槌町に関わった人に ・まちづくりを知りたい人に ◆収録内容 2018年度の末、2019年1月から3月までの出来事、大槌ICの開通、大槌駅開業、三陸鉄道リアス線の開業(旧JR山田線の復旧)、2019年4月の大槌町町方地区の景色、計128枚。 岩手県沿岸南部、宮古市から陸前高田市までの名勝や景色を51枚。 ◆注意 これは紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。 文字だけを拡大する、引用することなどはできません。 また見開きでの閲覧を前提としているページが含まれるため、タブレット、PCブラウザなどでの閲覧を推奨しています。
- データ本
- 1,485円
- 購入
- 紙の本
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- 購入
『大槌町 ここは復興最前線 ~そして空と海と山に抱かれた街2018~』
雪待終夜発行
写真
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◆概要
東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)で甚大な被害を受けた大槌町。
その大槌町の中心部である町方地区の復興過程を128枚の写真で記録した写真集です。
◆こんな人にお勧め
・東日本大震災の復興の「今」を知りたい人に
・大槌町に住んでいた人に、大槌町に関わった人に
・まちづくりを知りたい人に
◆収録内容
2018年度の末、2019年1月から3月までの出来事、大槌ICの開通、大槌駅開業、三陸鉄道リアス線の開業(旧JR山田線の復旧)、2019年4月の大槌町町方地区の景色、計128枚。
岩手県沿岸南部、宮古市から陸前高田市までの名勝や景色を51枚。
◆注意
これは紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。
文字だけを拡大する、引用することなどはできません。
また見開きでの閲覧を前提としているページが含まれるため、タブレット、PCブラウザなどでの閲覧を推奨しています。データ本:1,485円
book List
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大槌町 ここは復興最前線 ~震災復興記録写真集2015~
鈴響雪冬
雪待終夜
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大槌町 ここは復興最前線 ~震災復興記録写真集2016~
鈴響雪冬
雪待終夜
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大槌町 ここは復興最前線 ~震災復興記録写真集2017~
鈴響雪冬
雪待終夜
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大槌町 ここは復興最前線 ~そして空と海と山に抱かれた街2018~
鈴響雪冬
雪待終夜
鈴響雪冬(すずひびき・ゆき)
自己紹介をした時に、「雪冬!?」と驚かれる事に対して疑問を抱いている、ごくありふれた逸般人。小説好房〈雪待終夜〉、および、作家連合〈希望風〉に所属。恋愛小説を中心に執筆し、作中の登場人物や属性の都合上、自称「黒髪ロング担当」。ついでに言うと自称「名前詐欺担当」および「アイコン詐欺担当」。
昔からの妄想好きが転じて、1990年代後半から小説を書くようになる。2002年には二次創作小説をウェブ上で発表するようになり、翌年、二重影氏と共に、創作文芸サークル〈雪解け水〉を結成する。ほぼ同時期にウェブサイト「空の彼方へ…」を開設。
その後、「空の彼方へ…」とは別にパロディ小説を公開していたサイトを閉鎖、パロディ活動を止める。後に、友人のサークル〈希望風〉が作家連合に再編されたと同時にメンバーとして参戦。2006年に、今後の活動のためにと〈雪解け水〉を脱退・解散し、個人で〈雪待終夜〉を立ち上げ、現在に至る。
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その他の書店
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田中正造(1841〜1913)自伝の現代語訳です。 原文は1895(明治28)年に読売新聞上に連載されました。 徳川末期、領主六角家の悪政を退治した若き田中の活躍を「第一巻・青春立志篇」に描きました。 つづいて明治の暴君三島通庸(栃木県令)の独裁政治と対決します。三島は県知事でありながら泥棒と詐欺と人殺しを実行していたのでした。 弱きものをたすけ威張るものをこらしめる。壮年時代の正造が躍動します。 夏目漱石の「坊っちゃん」を彷彿とさせる竹を割ったような勧善懲悪ストーリーで、スピード感あるたいへん面白い本なのですが、文体が古めかしいことと、舞台が主として北関東と秋田岩手両県という多くの読者にとって、おそらくは、ぴんとこない土地であるため、残念なことに現代人はなかなか読めないと思います。そこで現代語訳することとしました。 底本は「田中正造選集第1巻民権への道」岩波書店1989年であります。 愉しみ読めるよう意訳調としています。
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大きなストレスにさらされる生活をよぎなくされる2020年。 人は楽しいこと、好きなことをしているとき免疫力(生命力=病気への抵抗力)がいちばんアップします。反対に楽しいことができないとき、将来的に好きなことができそうにないと悲観したとき(=希望を喪失したとき)に免疫力がダウンします。 私はアウシュヴィッツ強制収容所の話を聞きました。そこではときどき「何月何日に解放されるらしい」と根拠薄弱な噂が流れたことがあったそうです。しかし期待した解放がないまま噂の日が過ぎると、翌日からばたばたと病死する人が増えたそうです。がっかりすると生命力がくっと落ちるのです。 わたしたちは毎日強いストレスを受けて暮らしています。 人の体はストレスを受けると副腎皮質からコーチゾールというホルモンが出て鬱状態になるのです。うつ状態になると人の生命力(=免疫力、病気への抵抗力)がぐっと下がってしまいます。 ストレスを受け続けた体はほかの病気にかかりやすくなります。ふつうの風邪をひいて肺炎になるかもしれません。人が感染症にかかるかどうかは、病原微生物と人体の力比べの結果です。人体側が生命力を落としてしまったら、ただの風邪にかかりやすく、重症化しやすくなってしまいます。 ガンや糖尿病の発症率も上がるでしょう。ストレスを受けて分泌される副腎皮質ホルモンは糖尿病が発症するきっかけを作ります。血糖値を上げるのですね。例えばシマウマはライオンから逃げるわけです。ストレスを受けた動物は危機が迫ったと察知して、そのホルモンを分泌し「戦闘状態」に入るんです。それは血圧を上げ、血糖値を上げます。また免疫を下げます。その結果として、ストレスを受けると、ご飯がまずく感じ、便秘になり、眠れなくなるわけです。私たちを含む動物の体はそういうふうにできています。考えてみれば当然ですね。ライオンに襲われそうなときに、のんびり草を食べたりウンチしてる場合じゃないから。 一時的なストレスにより一時的に血糖値が上がるだけなら問題ありませんが、常時ストレスを受け慢性的に血糖値と血圧が高い状況が続くと危険です。 わたしたちの体の中では毎日のように、がん細胞が発生しています。しかし癌になる人は多くはありません。がん患者が増えたと言っても、人口の半分以下です。言い換えれば、人口の半分以上の人は一生ガンにならないわけです。頻繁にガン細胞が発生しているのにもかかわらずガンにならないのは、私たちの免疫力が、生まれたてのガン細胞をたちまちに破壊してくれているからです。 しかしながら、毎日強いストレスを感じて免疫力が低下したら、発生したがん細胞がそのまま大きく成長するかもしれないのです。ある程度以上に大きくなったがん細胞に対しては免疫は無力です。 うつやあせり不安に悩まされる人もおおいでしょう。精神的な不調を治す治療法は主として抗うつ薬服用する薬物療法と心理療法があります。その両方を併用することが治療結果が良いようです。 そんな現代の心理療法と、とても似たかんがえかたをするのが仏教です。2500年昔から存続する心理療法だと仏教思想を言えるかもしれません。薬物療法と心理療法に加え、仏教の修道をすることが、2020年の私たちをたすける最良の方法かもしれません。 見本として本文の一部分を以下に写します。 「幼少時の生育環境等で心の深い無意識下に植えつけられた世界観が、その人の認知の歪みとなって、鬱や不安を引き起こすと見るのが認知行動療法の基本だと第一節で述べた。それは仏教的に表現すると「生苦」である。四つの思うようにならぬことの第一に挙げられる生苦。 仏教は一人ひとりが世の中をありのままに見ているとは決してかんがえない。それぞれ独特のものの観方をしており、客観的に公正にみてはいないと人間をとらえる。そんな私たちが世の中を他人をそうして自分自身を見る視点は機械のように公平無私ではない。それはありえないのだ。私たちが見て判断する世界像はいつも必ずその人流にゆがんでいる。ひずんでいる。 ちゃんとみることはない。けれどもそんな世界像をだれもが正しいと信用して暮らしている。間違っていることを正しいと思いこんでいる。ほんとうは正しくないのだ。ゆがんでいるのだ。だから私たちのそんな世界観や判断を、「空」と仏教の専門語でよぶのである。「空」はクーと発音する。からっぽ、の意味である。般若心経の「色即是空、 空即是色」で一般にも有名な言葉だ。「色」はシキと発音する仏教語。眼で見る景色、耳で聞く音、鼻で嗅ぐ匂い、手で触る感触、頭で考える意識。そんな人間の感覚と思考の一切を「色」と表現する。 「色」は即ち「空」である。人間の感覚と思考の一切はからっぽだ、と言う意味だ。空っぽとは事実でない、真実でないということ。例えば、初めて再生機械を通した自分の声をきいたとき、びっくり仰天した経験があるだろう。けれども友達の声の録音音声ならば違和感を全然受けない。友達の肉声も録音された声も、紛れもなく友人の声だ。違わない。将来もしも「録臭機」が発明されたら、誰でも機械を通した自分の体臭を嗅げることになる。初めて自己臭を嗅いだらこれまた驚愕することだろう。自分についての自分の思い込みが、客観的事実とずれているから、こうした事態が起こるのだ。 事実でないことを事実と思いこんで自ら苦しんでいるということ。そのことに気づけば楽になる。 認知行動療法が目指すところの認知ゆがみの自覚とその是正を仏教的に表現するとこうなる。 「クライエントさん、あなたの判断の癖は客観的事実じゃないのですよ。空っぽなのですよ。それに気づけたらうつ病が治るんですよ」。
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