共幻社

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冊数 11

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更新 2017.07.17

ジャンル 文芸11

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  • 『共幻文庫 短編小説コンテスト2016』

    共幻社著

    株式会社共幻社発行

    文芸

    2017.07.15

    d本:412㌻ 文庫版

    -

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    『共幻文庫短編小説コンテスト2016』 応募総数323作品から選ばれた優秀賞10作品・佳作10作品」をお届けいたします。

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    『共幻文庫 短編小説コンテスト2016』

    共幻社著

    株式会社共幻社発行

    文芸

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    『共幻文庫短編小説コンテスト2016』

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  • d本:1410㌻ 文庫版

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    『共幻文庫短編小説コンテスト2015』 応募総数793作品から選ばれた「優秀賞12作品」「佳作65作品」をまとめてお届けいたします。

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    『共幻文庫 短編小説コンテスト2015』

    共幻社著

    共幻文庫発行

    文芸

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  • d本:82㌻ 文庫版

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    〈作品紹介〉 ソムリエール頼子は黒、料理人美奈は白のタブリエ(エプロン)をつけて働く三十歳目前の女の子。タブリエの色と同じく、性格も正反対のふたりの仕事と恋の物語。 * 「美奈……私、明日、最高に不細工な顔して働くことになるんやろうと思うわ」 「そんな日もありますよ、人間なんやから」 「一応接客サービスのプロやのに」 「ほんなら、そういう日は不機嫌な顔をごまかす技術つけたらええんです。頼子さんがここへ働きに来る前に、シェフはめっちゃ頼子さんのこと調べてました。いろんな人に頼子さんのこと聞いて。それで評判がいいことを知って引き抜きに行ったんです。そやから、頼子さんはもっと自信を持ってええんです」 ぽろりと涙が頬を伝って、美奈の頭の上に落ちた。 一粒また一粒、美奈の黒い髪が頼子の涙を吸いこんで濡れていく。 ただ地味で鈍感な人だと思って美奈を軽く見ていた。 美奈は人に甘えずひとりでしっかり立っているのに、こんなに人に寄り添うのが上手なのだ。 * 仕事に、恋に。 悩める女性に読んで欲しい。 共幻文庫 短編小説コンテスト2015 最優秀作品賞『恋の章の終わりに』連載化作品 * 〈著者紹介〉 浜野稚子(はまのわかこ) 関西在住の主婦。 「自分だけの切り口を見つけて、普通の人の日常をよりリアルに感じていただけるような物語を書きたいと思います」

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    『恋するタブリエ Ⅰ.頼子と美奈』

    浜野稚子著

    共幻社発行

    文芸

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    〈作品紹介〉
    ソムリエール頼子は黒、料理人美奈は白のタブリエ(エプロン)をつけて働く三十歳目前の女の子。タブリエの色と同じく、性格も正反対のふたりの仕事と恋の物語。



    「美奈……私、明日、最高に不細工な顔して働くことになるんやろうと思うわ」
    「そんな日もありますよ、人間なんやから」
    「一応接客サービスのプロやのに」
    「ほんなら、そういう日は不機嫌な顔をごまかす技術つけたらええんです。頼子さんがここへ働きに来る前に、シェフはめっちゃ頼子さんのこと調べてました。いろんな人に頼子さんのこと聞いて。それで評判がいいことを知って引き抜きに行ったんです。そやから、頼子さんはもっと自信を持ってええんです」

    ぽろりと涙が頬を伝って、美奈の頭の上に落ちた。
    一粒また一粒、美奈の黒い髪が頼子の涙を吸いこんで濡れていく。
    ただ地味で鈍感な人だと思って美奈を軽く見ていた。
    美奈は人に甘えずひとりでしっかり立っているのに、こんなに人に寄り添うのが上手なのだ。



    仕事に、恋に。
    悩める女性に読んで欲しい。

    共幻文庫 短編小説コンテスト2015
    最優秀作品賞『恋の章の終わりに』連載化作品



    〈著者紹介〉
    浜野稚子(はまのわかこ)
    関西在住の主婦。
    「自分だけの切り口を見つけて、普通の人の日常をよりリアルに感じていただけるような物語を書きたいと思います」

    データ本:216円

  • d本:112㌻ 文庫版

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    ソムリエール頼子は黒、料理人美奈は白のタブリエ(エプロン)をつけて働く三十歳目前の女の子。タブリエの色と同じく、性格も正反対のふたりの仕事と恋の物語。 *  人はすぐに快適なものの方へ流される。  美奈はそれが怖い。  一度心地よさを知ると、失ったときの苦しさは耐え難い。  だから美奈はなるべく人と関わらないようにしてきたし、物をあまり持たない。  誰かの肩に寄りかかってはいけない。もちろん、頼子にも。  美奈はキュッと唇を結ぶ。  頼子は前に終わった恋愛で人肌の温かさを知ったと言った。  美奈はそれ以上に、失った後の冷たさのことを強く覚えている。 * 仕事に、恋に。 悩める女性に読んで欲しい。 共幻文庫 短編小説コンテスト2015 最優秀作品賞『恋の章の終わりに』連載化作品 * 〈著者紹介〉 浜野稚子(はまのわかこ) 関西在住の主婦。 「自分だけの切り口を見つけて、普通の人の日常をよりリアルに感じていただけるような物語を書きたいと思います」

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    『恋するタブリエ Ⅱ.恋の章の終わりに』

    浜野稚子著

    共幻社発行

    文芸

    -

    ソムリエール頼子は黒、料理人美奈は白のタブリエ(エプロン)をつけて働く三十歳目前の女の子。タブリエの色と同じく、性格も正反対のふたりの仕事と恋の物語。



     人はすぐに快適なものの方へ流される。
     美奈はそれが怖い。
     一度心地よさを知ると、失ったときの苦しさは耐え難い。
     だから美奈はなるべく人と関わらないようにしてきたし、物をあまり持たない。
     誰かの肩に寄りかかってはいけない。もちろん、頼子にも。

     美奈はキュッと唇を結ぶ。
     頼子は前に終わった恋愛で人肌の温かさを知ったと言った。
     美奈はそれ以上に、失った後の冷たさのことを強く覚えている。



    仕事に、恋に。 悩める女性に読んで欲しい。

    共幻文庫 短編小説コンテスト2015
    最優秀作品賞『恋の章の終わりに』連載化作品



    〈著者紹介〉
    浜野稚子(はまのわかこ)
    関西在住の主婦。
    「自分だけの切り口を見つけて、普通の人の日常をよりリアルに感じていただけるような物語を書きたいと思います」

    データ本:216円

  • 『恋するタブリエ Ⅲ.出来の良い後輩』

    浜野稚子著

    株式会社共幻社発行

    文芸

    2017.07.15

    d本:84㌻ 文庫版

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    ソムリエール頼子は黒、料理人美奈は白のタブリエ(エプロン)をつけて働く三十歳目前の女の子。タブリエの色と同じく、性格も正反対のふたりの仕事と恋の物語。 *  正直に言えば、美奈はけして遠山にどの仕事をさせたらいいのかわからなかったのではない。  どれも遠山に奪われたくなかっただけだ。  仕事覚えも良くて器用な遠山はきっと美奈が仕事を与えれば与えただけすぐに自分の物にしていく。  美奈はそれに怯えていた。  『遠山ができるようになっても、美奈にとって当たり障りのない仕事』  それを探すのに頭を悩ませて。  岩崎は今まで坊主に自分から仕事を教えることはあまりなかった。  坊主への仕事はいつも美奈を通して指示していた。  それなのに、遠山は。やはり素質があるということだろうか。  岩崎は美奈の遠山への嫉妬心を見抜き、美奈には委ねられないと判断したのか。  苛立ちと羞恥が混じりあって美奈の体温を上げる。  握った掌にはじっとりと汗をかいていた。 * 仕事に、恋に。 悩める女性に読んで欲しい。 共幻文庫 短編小説コンテスト2015 最優秀作品賞『恋の章の終わりに』連載化作品 * 〈著者紹介〉 浜野稚子(はまのわかこ) 関西在住の主婦。 「自分だけの切り口を見つけて、普通の人の日常をよりリアルに感じていただけるような物語を書きたいと思います」 ☆Twitter:https://twitter.com/hamano_wakako ★作品HP:http://koisurutablier.officialblog.jp

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    『恋するタブリエ Ⅲ.出来の良い後輩』

    浜野稚子著

    株式会社共幻社発行

    文芸

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    ソムリエール頼子は黒、料理人美奈は白のタブリエ(エプロン)をつけて働く三十歳目前の女の子。タブリエの色と同じく、性格も正反対のふたりの仕事と恋の物語。



     正直に言えば、美奈はけして遠山にどの仕事をさせたらいいのかわからなかったのではない。
     どれも遠山に奪われたくなかっただけだ。
     仕事覚えも良くて器用な遠山はきっと美奈が仕事を与えれば与えただけすぐに自分の物にしていく。
     美奈はそれに怯えていた。

     『遠山ができるようになっても、美奈にとって当たり障りのない仕事』
     それを探すのに頭を悩ませて。

     岩崎は今まで坊主に自分から仕事を教えることはあまりなかった。
     坊主への仕事はいつも美奈を通して指示していた。
     それなのに、遠山は。やはり素質があるということだろうか。
     岩崎は美奈の遠山への嫉妬心を見抜き、美奈には委ねられないと判断したのか。

     苛立ちと羞恥が混じりあって美奈の体温を上げる。
     握った掌にはじっとりと汗をかいていた。



    仕事に、恋に。 悩める女性に読んで欲しい。

    共幻文庫 短編小説コンテスト2015
    最優秀作品賞『恋の章の終わりに』連載化作品



    〈著者紹介〉
    浜野稚子(はまのわかこ)
    関西在住の主婦。
    「自分だけの切り口を見つけて、普通の人の日常をよりリアルに感じていただけるような物語を書きたいと思います」

    ☆Twitter:https://twitter.com/hamano_wakako
    ★作品HP:http://koisurutablier.officialblog.jp

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  • 『恋するタブリエ Ⅳ.ワインノート』

    浜野稚子著

    株式会社共幻社発行

    文芸

    2017.07.15

    d本:100㌻ 文庫版

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     ソムリエール頼子は黒、料理人美奈は白のタブリエ(エプロン)をつけて働く三十歳目前の女の子。タブリエの色と同じく、性格も正反対のふたりの仕事と恋の物語。 *  すべての客がほぼ同じ時間にやってきて、店内は一時混沌とした。  上着の預かりや席への案内だけでも手を焼き、コックコート姿の遠山に力を借りることになる。  前菜の盛り付けやメインディッシュに沿える野菜の準備、デセールの仕上げ、洗い物、遠山には遠山の仕事がたくさんあるというのに。  「ごめんね」  頼子はおしぼりを運ぶ遠山にすれ違いざまに声を掛ける。 「大丈夫です。ホールの仕事で判断できない時は、頼子さんの目を見て困ってることを知らせて指示を仰ぐようにって、美奈さんが」 (美奈が……)  いつからなのか。美奈は少しずつ頼もしくなっている。  後輩との呼吸があってきたことで作業に余裕が出来たせいか、周りがよく見えている。  ランチメニューを任され自信をつけてきたし、実際料理技術も上げていた。   (私は何か変われるんやろか)  自分を成長させるような出来事が起きるような気がしない。  回る長縄跳びの輪に一人だけリズムが合わずに入れないような焦りが頼子を支配する。 * 〈著者紹介〉 浜野稚子(はまのわかこ) 関西在住の主婦。 「自分だけの切り口を見つけて、普通の人の日常をよりリアルに感じていただけるような物語を書きたいと思います」 ☆Twitter:https://twitter.com/hamano_wakako ★作品HP:http://koisurutablier.officialblog.jp

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    『恋するタブリエ Ⅳ.ワインノート』

    浜野稚子著

    株式会社共幻社発行

    文芸

    -

     ソムリエール頼子は黒、料理人美奈は白のタブリエ(エプロン)をつけて働く三十歳目前の女の子。タブリエの色と同じく、性格も正反対のふたりの仕事と恋の物語。



     すべての客がほぼ同じ時間にやってきて、店内は一時混沌とした。
     上着の預かりや席への案内だけでも手を焼き、コックコート姿の遠山に力を借りることになる。
     前菜の盛り付けやメインディッシュに沿える野菜の準備、デセールの仕上げ、洗い物、遠山には遠山の仕事がたくさんあるというのに。

     「ごめんね」

     頼子はおしぼりを運ぶ遠山にすれ違いざまに声を掛ける。

    「大丈夫です。ホールの仕事で判断できない時は、頼子さんの目を見て困ってることを知らせて指示を仰ぐようにって、美奈さんが」

    (美奈が……)

     いつからなのか。美奈は少しずつ頼もしくなっている。
     後輩との呼吸があってきたことで作業に余裕が出来たせいか、周りがよく見えている。
     ランチメニューを任され自信をつけてきたし、実際料理技術も上げていた。  

    (私は何か変われるんやろか)

     自分を成長させるような出来事が起きるような気がしない。
     回る長縄跳びの輪に一人だけリズムが合わずに入れないような焦りが頼子を支配する。



    〈著者紹介〉
    浜野稚子(はまのわかこ)
    関西在住の主婦。
    「自分だけの切り口を見つけて、普通の人の日常をよりリアルに感じていただけるような物語を書きたいと思います」

    ☆Twitter:https://twitter.com/hamano_wakako
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  • d本:98㌻ 文庫版

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    ソムリエール頼子は黒、料理人美奈は白のタブリエ(エプロン)をつけて働く三十歳目前の女の子。タブリエの色と同じく、性格も正反対のふたりの仕事と恋の物語。 *  皿をひっくり返せばブランド名が記されているとは思うが、それをチェックするのはやめた。  高級な洋食器ブランドの名前など美奈にはどうせわからない。  自分の店を持つとしたら―――。  買ってもいない宝くじの賞金の使い道を夢想するように考えることはある。  自分なりにこだわった食器を使って、自分なりの店を、と。  しかし、美奈の考える「こだわり」はこの店のような高級さとは違う。  河田と一緒に店を、なんて一瞬でも夢見たあの頃の自分の若さに美奈はにが笑いした。  描いていた未来はもともと違うものだったようだ。 「すごいなぁと思うんですけど、俺のしたいのとは違います。資金とか度外視しても」  ガラスの向こうの庭を真っ直ぐ見て話す遠山の瞳に、照明の光が映りこんで暖かいオレンジ色に光る。 「うん。私も」 「ですよね。美奈さんもこういう感じやないやろうと思いました」  ふっ、と同時に息をついて笑う。  良かった。一緒に働く遠山が自分と全く違う方を向いてなくて。  美奈はテーブルの上の遠山の大きな左手を握りたいような気持ちになった。 * 〈著者紹介〉 浜野稚子(はまのわかこ) 関西在住の主婦。 「自分だけの切り口を見つけて、普通の人の日常をよりリアルに感じていただけるような物語を書きたいと思います」 ☆Twitter:https://twitter.com/hamano_wakako ★作品HP:http://koisurutablier.officialblog.jp

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    『恋するタブリエ Ⅴ.どうなりたいの?』

    浜野稚子著

    株式会社共幻社発行

    文芸

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    ソムリエール頼子は黒、料理人美奈は白のタブリエ(エプロン)をつけて働く三十歳目前の女の子。タブリエの色と同じく、性格も正反対のふたりの仕事と恋の物語。


     皿をひっくり返せばブランド名が記されているとは思うが、それをチェックするのはやめた。
     高級な洋食器ブランドの名前など美奈にはどうせわからない。
     自分の店を持つとしたら―――。
     買ってもいない宝くじの賞金の使い道を夢想するように考えることはある。
     自分なりにこだわった食器を使って、自分なりの店を、と。
     しかし、美奈の考える「こだわり」はこの店のような高級さとは違う。
     河田と一緒に店を、なんて一瞬でも夢見たあの頃の自分の若さに美奈はにが笑いした。
     描いていた未来はもともと違うものだったようだ。

    「すごいなぁと思うんですけど、俺のしたいのとは違います。資金とか度外視しても」
     ガラスの向こうの庭を真っ直ぐ見て話す遠山の瞳に、照明の光が映りこんで暖かいオレンジ色に光る。
    「うん。私も」
    「ですよね。美奈さんもこういう感じやないやろうと思いました」
     ふっ、と同時に息をついて笑う。
     良かった。一緒に働く遠山が自分と全く違う方を向いてなくて。
     美奈はテーブルの上の遠山の大きな左手を握りたいような気持ちになった。


    〈著者紹介〉
    浜野稚子(はまのわかこ)
    関西在住の主婦。
    「自分だけの切り口を見つけて、普通の人の日常をよりリアルに感じていただけるような物語を書きたいと思います」

    ☆Twitter:https://twitter.com/hamano_wakako
    ★作品HP:http://koisurutablier.officialblog.jp

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  • 『恋するタブリエ Ⅵ.あなたがほしい』

    浜野稚子著

    株式会社共幻社発行

    文芸

    2017.07.15

    d本:100㌻ 文庫版

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    「でも、その……一応、そういうんは……はっきりしといた方がよくないですか?」  美奈も納得がいかないといった表情だ。 「何をどうやってはっきりさせんねんな。まぁ、野村さんには後で電話はしてみるけど」  頼子は左手に持った携帯を振って見せる。  いっそ野村が踏み込んできてくれたら、頼子は余計なことを考えずに済んで意外と上手くいくかもしれない。 「頼子さん、……頼子さんの気持ちを大事にしてくださいね……流されんように……よく、考えて。その……私……なんかちょっと、心配です」  まるで美奈に脳内を覗かれたみたいでひやりとした。  核の部分をわざと避けるような言い方で、美奈は忠告めいたことを口にする。  辛気臭い美奈の気遣いが気に障った。  はっきり言えばいいのに。心の中で強がって突っかかる。  実際にはっきり言われたら困るのは頼子だ。  自分の気持ちをどう動かしたらこのもどかしさから解放されるのか、頼子自身わかっていない。 (美奈やって何か悩んどるんやろうが。他人の心配しとる場合ちゃうやろ)  沈黙する頼子と美奈の間を遠山の視線がウロウロとさまよう。 「あの……美奈さん、頼子さん、そろそろケーキ切りましょか。明日も早いですし」  遠山が立ち上がって、冷製料理とデセール用の調理スペースに設置されたナイフラックから長いケーキナイフを抜く。  コックコートを着た遠山は白い騎士のようで、こんな彫刻なかったやろうかと頼子は考える。  おそらく遠山は、最後には美奈のことを颯爽と抱きかかえて救うのだと思う。  羨ましい。  白いトラックに乗った次郎さんが一瞬頼子の頭の中を横切って、止まらずに行ってしまった。

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    216円
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    『恋するタブリエ Ⅵ.あなたがほしい』

    浜野稚子著

    株式会社共幻社発行

    文芸

    -

    「でも、その……一応、そういうんは……はっきりしといた方がよくないですか?」
     美奈も納得がいかないといった表情だ。
    「何をどうやってはっきりさせんねんな。まぁ、野村さんには後で電話はしてみるけど」
     頼子は左手に持った携帯を振って見せる。
     いっそ野村が踏み込んできてくれたら、頼子は余計なことを考えずに済んで意外と上手くいくかもしれない。
    「頼子さん、……頼子さんの気持ちを大事にしてくださいね……流されんように……よく、考えて。その……私……なんかちょっと、心配です」
     まるで美奈に脳内を覗かれたみたいでひやりとした。
     核の部分をわざと避けるような言い方で、美奈は忠告めいたことを口にする。
     辛気臭い美奈の気遣いが気に障った。
     はっきり言えばいいのに。心の中で強がって突っかかる。
     実際にはっきり言われたら困るのは頼子だ。
     自分の気持ちをどう動かしたらこのもどかしさから解放されるのか、頼子自身わかっていない。

    (美奈やって何か悩んどるんやろうが。他人の心配しとる場合ちゃうやろ)

     沈黙する頼子と美奈の間を遠山の視線がウロウロとさまよう。
    「あの……美奈さん、頼子さん、そろそろケーキ切りましょか。明日も早いですし」
     遠山が立ち上がって、冷製料理とデセール用の調理スペースに設置されたナイフラックから長いケーキナイフを抜く。
     コックコートを着た遠山は白い騎士のようで、こんな彫刻なかったやろうかと頼子は考える。
     おそらく遠山は、最後には美奈のことを颯爽と抱きかかえて救うのだと思う。
     羨ましい。
     白いトラックに乗った次郎さんが一瞬頼子の頭の中を横切って、止まらずに行ってしまった。

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  • d本:110㌻ 文庫版

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    《大好評の恋タブシリーズ、感動の最終回!》  頼子は自分のことをよく話す。  一つの出来ごとについて、自分の思ったことをああだこうだ。 「なぁ、美奈どう思う?」  笑い話も腹が立った話もくだらない話も、表情を変え身振りもつけて忙しく。   そのくせ頼子はあまり恋の話をしない。  見た目が派手なため恋愛に積極的そうに見えるが、その方面には意外と弱腰だ。  しかし、美奈はわかっている。頼子の口からよく出て来る名前で、頼子が誰のことを想っているのか。  無駄に一緒に暮らしているわけではない。頼子は美奈の同僚であり、同居人であり、友人だ。  重たいと思ってなるべく人とのかかわりを持たないように気を付けていたのに、一人で三役も持っている近しい人を作ってしまった。放っておけるわけがない。 「さぁ、うちらも行こか」  美奈は白いタブリエを緩める。 「おう」  遠山が腰に手を当て掛け声のような返事をした。

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    『恋するタブリエ Ⅶ.幸せのマリアージュ(完)』

    浜野稚子著

    株式会社共幻社発行

    文芸

    -

    《大好評の恋タブシリーズ、感動の最終回!》

     頼子は自分のことをよく話す。
     一つの出来ごとについて、自分の思ったことをああだこうだ。
    「なぁ、美奈どう思う?」
     笑い話も腹が立った話もくだらない話も、表情を変え身振りもつけて忙しく。 

     そのくせ頼子はあまり恋の話をしない。
     見た目が派手なため恋愛に積極的そうに見えるが、その方面には意外と弱腰だ。
     しかし、美奈はわかっている。頼子の口からよく出て来る名前で、頼子が誰のことを想っているのか。
     無駄に一緒に暮らしているわけではない。頼子は美奈の同僚であり、同居人であり、友人だ。
     重たいと思ってなるべく人とのかかわりを持たないように気を付けていたのに、一人で三役も持っている近しい人を作ってしまった。放っておけるわけがない。

    「さぁ、うちらも行こか」

     美奈は白いタブリエを緩める。

    「おう」

     遠山が腰に手を当て掛け声のような返事をした。

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  • 『私と光石君の恋物語』

    山﨑歩帆著

    共幻文庫発行

    文芸

    2017.07.16

    d本:154㌻ 文庫版

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    【キャラクター紹介】 〈小池マリ(主人公)〉 恋に悩める女の子。光石君のことになると思考がおかしくなる。時おり出てくる妙な英語表現とキレのあるツッコミが持ち味。 〈光石君〉 野菜を愛する新感覚系ジェントルマン。キザなセリフが嫌味に聞こえないほどに独自の世界観を醸し出している。 〈坂本眞子〉 マリとは保育園からの腐れ縁。『美しすぎるこけしを守る会』が発足されるほどの容姿の持ち主だが、中身はわりとサタン。 【著者紹介】 ・山﨑 歩帆(やまざき あゆほ) ラジオ、映画、ゲーム、海外ドラマを主食とするほ乳類。 関東圏内の「娘夫婦と一緒に暮らしたい町ナンバー1※私調べ」の某地域にて生息中。 『人類皆兄弟説』を「笑える小説」で具現化すべく奮闘中である。 今現在の目標はイチゴを野菜と認めること。 Twitter:@zakiyamaayuho

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    『私と光石君の恋物語』

    山﨑歩帆著

    共幻文庫発行

    文芸

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    【キャラクター紹介】
    〈小池マリ(主人公)〉
    恋に悩める女の子。光石君のことになると思考がおかしくなる。時おり出てくる妙な英語表現とキレのあるツッコミが持ち味。

    〈光石君〉
    野菜を愛する新感覚系ジェントルマン。キザなセリフが嫌味に聞こえないほどに独自の世界観を醸し出している。

    〈坂本眞子〉
    マリとは保育園からの腐れ縁。『美しすぎるこけしを守る会』が発足されるほどの容姿の持ち主だが、中身はわりとサタン。

    【著者紹介】
    ・山﨑 歩帆(やまざき あゆほ)
    ラジオ、映画、ゲーム、海外ドラマを主食とするほ乳類。
    関東圏内の「娘夫婦と一緒に暮らしたい町ナンバー1※私調べ」の某地域にて生息中。
    『人類皆兄弟説』を「笑える小説」で具現化すべく奮闘中である。
    今現在の目標はイチゴを野菜と認めること。
    Twitter:@zakiyamaayuho

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  • 『私と光石君の恋物語②』

    山﨑歩帆著

    共幻文庫発行

    文芸

    2017.07.16

    d本:152㌻ 文庫版

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    【キャラクター紹介】 〈小池マリ(主人公)〉 恋に悩める女の子。光石君のことになると思考がおかしくなる。時おり出てくる妙な英語表現とキレのあるツッコミが持ち味。 〈光石君〉 野菜を愛する新感覚系ジェントルマン。キザなセリフが嫌味に聞こえないほどに独自の世界観を醸し出している。 〈坂本眞子〉 マリとは保育園からの腐れ縁。『美しすぎるこけしを守る会』が発足されるほどの容姿の持ち主だが、中身はわりとサタン。 【著者紹介】 ・山﨑 歩帆(やまざき あゆほ) ラジオ、映画、ゲーム、海外ドラマを主食とするほ乳類。 関東圏内の「娘夫婦と一緒に暮らしたい町ナンバー1※私調べ」の某地域にて生息中。 『人類皆兄弟説』を「笑える小説」で具現化すべく奮闘中である。 今現在の目標はイチゴを野菜と認めること。 Twitter:@zakiyamaayuho

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    『私と光石君の恋物語②』

    山﨑歩帆著

    共幻文庫発行

    文芸

    -

    【キャラクター紹介】
    〈小池マリ(主人公)〉
    恋に悩める女の子。光石君のことになると思考がおかしくなる。時おり出てくる妙な英語表現とキレのあるツッコミが持ち味。

    〈光石君〉
    野菜を愛する新感覚系ジェントルマン。キザなセリフが嫌味に聞こえないほどに独自の世界観を醸し出している。

    〈坂本眞子〉
    マリとは保育園からの腐れ縁。『美しすぎるこけしを守る会』が発足されるほどの容姿の持ち主だが、中身はわりとサタン。

    【著者紹介】
    ・山﨑 歩帆(やまざき あゆほ)
    ラジオ、映画、ゲーム、海外ドラマを主食とするほ乳類。
    関東圏内の「娘夫婦と一緒に暮らしたい町ナンバー1※私調べ」の某地域にて生息中。
    『人類皆兄弟説』を「笑える小説」で具現化すべく奮闘中である。
    今現在の目標はイチゴを野菜と認めること。
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    • 別冊ポプシクリップ。Vol.3 特集「スカートのひみつ」

      ポップ・マエストロ澤部渡が主催するバンド「スカート」。 2013年3月3日にリリースされた3rdアルバム『ひみつ』を記念して制作されたインタヴュー・ブック。 2時間にも及ぶ澤部本人へインタヴューでは、新作についてのお話から過去の音楽キャリアの振り返りまでじっくりとお話を伺いました。本文だけで1万2千文字以上と読み応えも十分。 インタヴューの他、音楽ライターによる過去作品も含めたディスク・レヴューも。スカートのひみつが今明かされる? 有志が運営するポップス・ギターポップスリスナー向けのストリートチーム型音楽情報サイト「ポプシクリップ。」が発行する電子書籍です。

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    • 別冊ポプシクリップ。Vol.1 Swinging Popsicle 『LOUD CUT』発売記念インタヴュー

      2013年3月21日更新 クレジット修正 ………………………… 2013年2月18日更新 一部行間調整、クレジット追記 ………………………… 2013年2月16日更新 一部誤字を修正しました。 ………………………… 音楽情報サイトポプシクリップ。で掲載したインタヴュー記事の電子書籍版! ただいまトライアル無料配信中です。

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    • アルティショ(北米原産キクイモ)×酸素水=がんを転移させない増殖させない

      がんに対抗し得る新たな可能性として、『アルティショ』と『超微粒子酸素水』による研究データとそのメカニズム、この2つでがんと闘う患者さんたちの体験談を掲載。——糖尿病に良いとされる『アルティショ(北米原産キクイモ)』を筆者が栽培し周りの人におすそ分けしていたところ、予想外にもがん患者さんからの症状改善報告が相次いで寄せられるようになった。筆者の元に集まった膨大なデータを元に茨城大学農学部との共同研究がスタートし、その効果が明らかになっていく。筆者が出会った患者さんたちやその家族の声を通して、がん治療にどう向き合っていくべきかも見つめ直せる一冊です。

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    • 憲法決壊2 「戦える日本」に変貌させた戦後70年史上最大の解釈改憲の実態

        2015年9月17日、参議院特別委員会室で「安保関連法」は強行採決されました。参院でどのような審議が尽くされ、あるいは尽くされないまま、法案は可決成立したのか。本書では、数カ月に及ぶ国会の審議を記録した参議院議事録を問題テーマごとに記載し、また変更された安保法要綱の全文を載せ、分かりやすく解説を付けて、何がどう変わり,何が問題なのか解説しています。また、ジャーナリストの高野孟氏が見た「安保法制」の問題点と廃案に向けての私案を提起しています。辻元清美衆議院議員へのインタビュー、憲法カフェを主催する太田啓子弁護士と遠藤ちひろ多摩市議会議員の対談を掲載し、戦後最大の憲法解釈改憲の問題点を明らかにしています。

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    • かーそる 2017年7月号

      ………………………… 知的生産の技術で盛り上がる雑誌「かーそる」の第二号です。 目次 ■特集:書く道具と書く動機 前半 ・ポメラを九年使って、僕が考えたこと(Hibiki Kurosawa) ・たくらみの暖炉(いっき) ・心地よく書くために。書きだす前にできるちょっとした工夫。(ruu_embo) ・「書く」の向こうに待つもの(choiyaki) ・文章スケッチを楽しむ(Go Fujita) ・文章を効率的に書く方法(倉下忠憲) ・黒歴史は動機だったのか道具だったのか(Tak.) ■インタビュー:シェイクとスイングの向こう側へ ■特集:書く道具と書く動機 後半 ・書く。整える、共感。(ruu_embo) ・微小パルスの水路(いっき) ・道具にひきだされる「こだわり」の味わい(choiyaki) ・道具としての雑多、動機としての雑多(Tak.) ・シンプルは武器になる(Go) ・テレビのようなメカニズム(Hibiki Kurosawa) ■執筆の現象学(倉下) ■ひびきあい ・境界のない議論 はじめに(Go)] ・「かーそる」読書日記⑦ Go Fujitaさんの章 子どもの知的生産の技能を,学校,家庭,地域社会で育てる(Lyustyle) ・忘れてしまうぼくたちが忘れないために(Go) ・境界のない議論 さぁしごとしよう(Go) ■コラム ・アルテさんのブックガイド 『思考のエンジン』(倉下) ・「万年筆インク紙」片岡義男 (ruu) ・『アウトライナー実践入門』をめぐる風景(Go) ■巻末のあれこれ ・≪刺激剤としての読書案内≫ ・≪執筆者一覧≫ ・≪Editor's sound≫

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    • かーそる 2016年11月号

      2017年1月13日更新 2017.01.13 誤字修正 ………………………… 知的生産の技術で盛り上がる雑誌「かーそる」の創刊号です。 目次 ■特集1:脱知的生産の技術 ・知的よ、サラバ(倉下忠憲) ・知的はライフの中にある(Tak.) ・「技術」から「技道」へ(ruu_embo) ・技術ということ、生産ということ(いっき) ・自分が他人に 基準は自分に(choiyaki) ・人間の条件?(Go Fujita) ・誠実なステップは利己的なストーリー(Hibiki Kurosawa) ・「知的生産のフロー」を育てる(irodraw) ■特集2:私と知的生産の技術 ・4日間の見取り図をつくる(Go Fujita) ・知的生産の原風景(Tak.) ・名刺サイズの心と言葉 (Hibiki Kurosawa) ・言葉を整えるための “作業ファイル“ をつくる。(ruu_embo) ・書いてから、書く。(choiyaki) ・ノートと共に生きるということ(倉下忠憲) ・自分のスペースを見る/自分とともに見てくれるもの(いっき) ■コラム ・『アウトライナー実践入門』をめぐる風景(Go Fujita) ・アルテさんのブックガイド 『知的生産の技術』(倉下忠憲) ■巻末のあれこれ ≪刺激剤としての読書案内≫ ≪執筆者一覧≫ ≪Editor's sound≫

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