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BCCKSで公開中の あらゆるゼミ あらゆる授業の本 あつめました。

ゼミ書店

冊数 37

紙本 3

更新 2018.12.14

ジャンル 評論1 音楽2 SF・ホラー・ファンタジー2 デザイン5 写真3 カルチャー全般1 アート1

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    • 奇談屋の本〈其の惨〉

       いらっしゃいませ  つれづれなるままに、日暮し、パソコンに向ひて、心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。  奇談屋書店の店主、竹島八百富と申します。  私は存在致しません。そして、私は一人でもありませんが、小説などを書いて日々のんびり過ごしております。  この度は、本書『奇談屋の本』〈其の惨〉をご購入いただきまして誠にありがとうございます。  これも何かのご縁でございましょう。お会いできたことを嬉しく思います。  お読み頂いた方が、読了直後に、「な~んかモヤモヤするなぁ」、「えつ? ここで終わるの?」などと、物語のその後の続きを思い馳せるようなものを、普段から好んで書いております。  今回も五つの作品を用意致しました。是非とも、読了後モヤモヤして頂けたら幸いです。  コーヒー、紅茶、またはお酒でも飲みながら、リラックスしながらお読み下さい。  では、お楽しみ下さい。

      データ本
      303円
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      紙の本
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    • 奇談屋の本 其の壱

       現実世界にお疲れ気味の貴方様に、煮え切らない短編をご紹介。  煮え切らない? ……どういうこと?  そう思いの方もいらっしゃると思いますが、私どもの目指す読書の世界は、読者のお方を本を読む方とせず、参加者と捉えております。なので、物語が中途半端なところで終わったり、謎を問い掛けられたら、貴方様自信がイマジネーションをフル活用し、その続きをお考えになって下さい。    そう、貴方は読者ではなく、参加者なのです。  この本は定期的に更新され、新たな展開、機能が加わります。  思い立ったら、是非、更新ボタンを押してみて下さい。

      データ本
      220円
      購入
      紙の本
      814円
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    • 指環。

      指環。

      たいいちろう著

      ANUENUEBOOKS発行

      突然、理不尽に婚約破棄をされた凛コは今までの気持ちに区切りをつけようと決心する。婚約指輪を川に捨てに行こうとすると、そこにはある男が待っていた。 健気で不器用な凛コとある男が出逢うことで生まれた、静かな緑の川原で流れた時間。指輪と指環が縁で繋がるラブストーリー。 ※この物語はフィクションです。実在の人物、団体、出来事などとは一切関係ありません。

      データ本
      680円
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      紙の本
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    • 珈琲。

      珈琲。

      たいいちろう著

      ANUENUEBOOKS発行

      このよくわからない男は自分のことを「せんせい」と呼べという。その名前は「先生」ではなく平仮名で「せんせい」ということが大切なことらしい。わたしは名前をちゃんと言おうとしたのだけれど、相手がそんな感じだからわたしも自分のことを「きみ」と呼んでくださいと言った。漢字の「君」ではなくて、わたしも平仮名にこだわった。このときに「せんせい」と「きみ」の不思議な関係が誕生したのだ。(『ほんの少し』より) 同じアパートに住む「せんせい」と「きみ」。「きみ」である「わたし」がほんの少し、なにかが変わる瞬間を描いた『ほんの少し』を含む、全6編の珈琲をテーマにした物語になります。  目次 1.珈琲。 2.髭を剃ってから 3.器(うつわ) 4.ほんの少し 5.呼吸 6.缶コーヒー

      データ本
      460円
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      紙の本
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    • 愚者の螺旋劇場

      夢は、有益だ、そいつは想像力を働かせる。そのほかはすべて失望と疲労を与えるだけだ。僕の旅は完全に想像のものだ。それが強みだ。 それは生から死への旅だ。ひとも、けものも、街も自然も一切が想像のものだ。これは小説、つまりまったくの作り話だ。リトレもそう定義している。まちがいない。 それに第一、これはだれにだってできることだ。目を閉じさえすればよい。 すると人生の向こう側だ。 (ルイ=フェルディナン・セリーヌ『夜の果てへの旅』)

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    • 青橙の春

      あの頃は毎日が祝祭だった。 甘く切ない瞬間の持続が僕たちの時間の正体で、拒むものなど何ひとつなかった。 一切が美しくそして敵意に満ちていて、失望もまた甘い自己陶酔なのだった。 だから、あの頃の僕たちは遠い果てなどではなく、《現在─此処》にこそ執着して、脳裏に幽霊のような女神の貌をなぞる。 ぼくはあのとき、たしかに「季節外れのサクラ」を見た。 だから……と言っていい、最後まで希望を捨てきれないままなのだ。

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