スポーツ&日常のエッセイならば
ワラサン出版社
スポーツ&日常のエッセイならば
ワラサン出版
冊数 15 冊
紙本 15 冊
更新 2025.10.15
ジャンル スポーツ全般13 エッセイ2
book List
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食べる!競馬場 和良 拓馬

ワラサン出版社
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ウマをめぐる旅 和良 拓馬

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ふらりとゲームを観に行きたい【2020〜】 和良 拓馬

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ふらりとゲームを観に行きたい【〜2019】 和良 拓馬

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心への兵站 和良 拓馬

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毎日の裏側 和良拓馬

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見上げた空に、楕円球 和良 拓馬

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挑戦者にも喝采を 和良 拓馬

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笑う敗者 和良 拓馬

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都市対抗野球へ、ようこそ! 和良 拓馬

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本日、応援日和 和良 拓馬

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ラグビー選手になりたかった 和良 拓馬

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スタジアムの言い訳② 和良 拓馬

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スタジアムの言い訳 和良拓馬

ワラサンスポーツ出版
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ウマが逢う話 和良 拓馬

ワラサンスポーツ出版
和良 拓馬
1988年3月生まれ、神奈川県横浜市出身。サラリーマンを続ける傍ら、2014年秋より電子書籍の作成及び執筆活動をスタート。得意ジャンルはスポーツとファンタジー。主な寄稿先は「月刊群雛(GunSu)」「ウマフリ」など。NovelJam 2018に編集として参加し、新城カズマ賞及び海猫沢めろん賞を受賞。(これに気を良くしてしまい、)以降は雑誌制作活動も開始。「電子雑誌をつくろう!」「ラグビークラスタ」「#susonolife」の編集長を務める。日本代表から近所の空き地まで、場所と格を問わず、暖かくスポーツの現場を見守り続けています。・Twitter @Waratas・note https://note.mu/waratas
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走ってもジャンプしても、いつもいちばんびりびりのゴンは、友だちから『いつもいちばんびりの、びりびりびっけ、びりびっけ』と、あだ名で呼ばれていました。 ゴンは、びっけびっけとあだ名で呼ばれるのが、ほんとうは、とてもいやだったのですが『しかたがないや、ボクはなにをしても、いちばんびりの、びりびりのびっけ…びりだから』と、思っていました。 そんなある日のことでした。 ゴンは草原の王様、ライオンにおいかけられました。にげ回るゴンの目の前に、とつぜん地球がパカーンとふたつに割れたような大きくて深い谷があらわれました。 谷の底にはからだがぜんぶ口みたいな怪獣がいて、谷におちたらさいご、ライオンでもゾウでもキリンでもペロッと一飲みにしてしまう。といわれていました。 「どうしよう…どうしよう…」 ゴンは谷を越える自信がありませんでした。 ゴンは谷を前にしてブルブルとふるえていましたが、ふっと、『おまえはね。ほんとうはなんでもできるつよいコギツネなんだよ。ただ、おまえができない。できっこない。と、じぶんで思っているだけなんだよ』と、いつかお母さんがいっていたことを思いだしました。 「よしっ!」 くちびるをギュッとむすんだゴンは、ゆうき、おもいきりゆうきをだして谷越に挑戦しました。
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